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事業計画書作成時の注意点!

こんにちは、予算管理に特化した税理士&コンサルタントのT.Hiroです。

前回記事で事業再構築補助金、ものづくり補助金についての最新情報や利益計画の策定方法などについてお伝えしましたが、今回は事業計画の見える化についてお伝えしたいと思います!

(前回記事もご参照ください!)





1.事業計画の数値情報はとにかくグラフ化


事業計画は、数値情報を多分に含みます!

今回の事業再構築補助金は、申請に含めるべきポイント例として下記4点が挙げられています。前回の復讐も兼ねて再度記載します。

  ●現在の企業の事業、強み・弱み、機会・脅威、事業環境、事業再構築の必要性
  ●事業再構築の具体的内容(提供する製品・サービス、導入する設備、工事等)
  ●事業再構築の市場の状況、自社の優位性、価格設定、課題やリスクとその解決法
  ●実施体制、スケジュール、資金調達計画、収益計画(付加価値増加を含む)

この4点を具体的に文章に起こしていくには、多くの定量情報を必要とします。

というか、定量的情報がないと事業計画や市場展望などの説得力が皆無になりますよね。

人間は、定性的な情報だけでは判断をすることが難しいと言われています。つまり、定量的情報が、「判断」を加速させるためには必要不可欠ということです!

補助金の事業計画で数値を扱う例として、市場予測がありますよね。ターゲットとする市場のマーケティング結果として、どれくらい伸びるかを数値予測する。

こういった定量情報は、迷わずグラフ化することをおススメします!

グラフといえば、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなどがあります。



2.グラフ化を必要とされる3つの理由


定量的な情報をすかさずグラフ化する必要がある理由は3つあります。

 ① グラフ化することで直観的に情報を伝えられる

 ② 事業計画書が文字だけだと見栄えが悪い。計画書のデザイン性向上

 ③ 定量情報を伝えようとする"熱意・想い"が読み手に伝わる


いずれも、言われてみれば「その通りだな・・・」と思われるような、一般的な理由ですよね。

しかし、この3つはいずれも非常に重要な事実と結びついています。

ここで、補助金の審査者側の立場で考えて見ましょう。

膨大な申請書の中から、より良い事業計画を比較・検討し、採択案件を決定する。そのプロセスの中で、他の事業計画よりも選ばれやすいものとは・・・

・・グラフや図表などを適切に使い、読みやすい事業計画書ですよね!

もちろん、事業計画の中身自体が、適切な内容である必要があることはいうまでもないですが、それをいかに表現するかが補助金申請の肝となります。

良い補助金申請書とは、「見る人がいかにその事業計画の内容を見やすく表現しているか」に尽きるのではないでしょうか。

特に理由③は、精神論のようにも聞こえるかもしれませんが、確実に熱意は伝わるといえます。

(ちなみに、この3つの理由を意識し、T.Hiroが支援した「ものづくり補助金」(2020年度)は100%の採択率を実現しています)

グラフ化の必要性はこのくらいにして、具体的なコツを見ていきましょう・・!


3.グラフ化の具体的なコツをお伝え!


グラフ化の具体的なコツとしては下記2点があります。

 ① 1ページに最低限1枚はグラフなどの情報を載せる

 ② 表形式グラフはあえて棒グラフにする必要はない!

①「1ページに最低限1枚はグラフなどの情報を載せる」については、Word形式で事業計画、将来の展望などを作成する場合、1ページに文字だけでは読み手も疲れてしまい、飽きてしまうという心理的デメリットがあります。

なので、定量的情報はグラフにして各ページに散りばめる事が重要です!

例えば、 新規市場の規模? 1年後の利益計画? 設備導入によるリードタイム短縮効果? など様々な情報が必要ですよね!

②「表形式グラフはあえて棒グラフにする必要はない!」は、グラフ化においてあえて棒グラフや円グラフなどにこだわる必要はないということです。

表形式の簡易的な表グラフも、立派な挿絵として成立しますし、簡潔で見やすいですよね!

ポイントとしては、縦軸の項目が4個以上に細分化される場合には、棒グラフ、棒線グラフなどにすることをオススメします!

項目が多いと数字の羅列になってしまうので・・


このように、適切なグラフ化を意識して、事業再構築補助金の申請書作成に役立てていただければ幸いです!


最後までお読みいただきありがとうございました。

次回は事業計画作成時の定性情報の注意点についてお伝えさせていただきます。


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