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蒔(ま)かぬ種は生えぬ。

蒔(ま)かぬ種は生えぬ。

種を蒔きもしないで芽の出ることを期待しても無理だとの意。
要因のないところに結果のないことや、なにもしないでよい報いを期待してもだめだとのたとえ。

いま、何か不安なことはありますか?
それはやはり日々の生活に少なからず支障をきたしているからなのではありませんか?

ましてや、「明日のご飯はどうしよう?」
という内容ならば、
生活の質や、人間関係の質などは、
二の次でしょう。

生活に不安がない、と言うことは、
未来の漠然とした不安がほぼない、
と言うのと同じよう
に思います。

漠然と不安の中に生きるか、光明射す希望に生きるか

人は先が見通せないと
大きく二つの考え方をする傾向にあります。

一つは「リアクティブ」。

「きっと悪いことになるに違いない」
「悪くならないように守ろう」です。

すると、未来の漠然とした不安を消すために、
きっと皆さんは、貯金をしたり、稼いだり、より良い働き口を探したり、
いい学校に入って将来を予測できるようにしているのではないでしょうか。

そこには、わからない=不安、
という図式があります。

だから、できるだけ、
不確定要素を起こさないよう、
今を変えないように、
そのままに触らずにいたくもなる
のです。

そして、
誰かがその不確定要素を
確定に近くしてくれるのを待つ。

こんな生き方が
自然と身についている人も
多いのではないでしょうか。

少し厳しいようですが、

誰かが何かを変えてくれる、
と言うのは他者依存です。

この方法が一番安全だ、これでいくのがいいのだ!というのも、
実は突き詰めれば他者が作った基準に寄り添っているので他者依存です。


では、もう一つは何かというと
クリエイティブ」です。

「きっと何とかなるに違いない」
「見えないならば、作っていこう」

すると、そこには、
必ず変えていこう、
こうしたらどうだろう、
もうこの不安がやってこないためには
今何を変えておかねばならないのか?

将来を自分でつくるために、
自分と向き合い、何を身につければ
食べていけるか、何に助けを求めれば
ひとりで頑張らなくてすむかを考えること

できます。

未来がある程度わかる=光明が射している
希望を自らつくる人生を送ることができます。

誰かが何かを、やってくれるより、
自分でやれば確実に未来が動く。

それが、自主自立。
自分で人生を作っていく一歩です。

社会に幸せなタネを撒こう

では、これを社会というレベルで
考えてみると、

私たちが、いの一番に取り組むことは
抜本的な教育改革です。

クリエイティブに生きることができる
子どもを育てていきましょう。

子どもは国の宝・資本ですので
大切な資本をすくすくと育てる社会にしましょう。

それには、
まず、今、子育てをしている
親御さん・保護者の皆さんが
勇気を持って為す事が「種を蒔く」という実践
になります。


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就学前教育である
保育園・幼稚園教育は人間教育の基礎作り
です。
この時期の子供たちが触れる世界は、
まさに「世界の縮図」です。

社会に触れ、
他人に触れ、
自分の感情に触れ、
言葉を知り、
思いを知り、
どうやって日々の生活を紡いでいくかを遊びを通して学び・体験します。

この一番大事な時期に、
「早く、早くもっと伸びろ」
「早く、早く先に」
「早く、早く、人よりも」

と大人の考えで勉強や習い事などを
良かれと思って過度にやらせる事が、
その子の個性を見逃したり、
感情の成長を止めてしまう事が多々あります。

あなたの決定事項に「子ども」の意見は反映されていますか?
当事者は子どもです。なにをするのも、子どもです。
その結果に一喜一憂するのはあなたです。

お父さん、お母さんが好きであるこどもは、
喜ばせるために必死に、従順になりますよ。
ただそれは「自分の人生を歩む練習」をしているのでしょうか。

子ども(まだ一人前になっていない子ども・人間)を
大人の不安解消で壊さないようにするためには、
自然な遊びを主にして物事を教えていきましょう。

子どもは遊びを通して物事、世の理(ことわり)を
本質的に、こころ良く学ぶのです。

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