クリスマスに待ち合わせ・・・

※　福岡の地下街♪　今でも忘れないクリスマスストーリーがある。
実話なのか、作家によるものなのか。
時代が変わり歳を重ねて改めて読んだ私は、この内容に大切なこと・人の心が隠されていることに驚かされます。
当時　地下街は出来たばかりの頃で、クリスマスシーズンは肩がぶつかるくらいの人の多さでした。
このストーリーの主人公たちと同じ理由で私も案内所は好きでした。

華やかなクリスマスストーリーに隠された真実。
この頃から何かを「優しく見守ること」の大切さを教えていたのかもしれません。

大切にしていた記事。しかし、大切にしすぎて・・・どのファイルにしまっているのか・・・。
作家によるものであると申し訳ないので、私が記憶している内容を投稿する。

クリスマスの季節らしいストーリー。
どうぞ　待ち合わせの時間に思い出してください♪　

福岡の街には、伝説に残る待ち合わせ場所、願い事が叶うと伝えられる待ち合わせ場所があります。その一つがご紹介の場所。

平成元年前後の新聞記事か　地下街の冊子「石だたみ」に掲載された記事です。(画像も、この画像のモノクロ版を使用されていました）

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そうそう、ココだ　ココ。　ここで待ち合わせ♪毎年　この場所だ。
地下街案内所天井部分のステンドガラスだっけ、このデザインが綺麗だからと君が指定した場所。
毎年　クリスマスデートは、この案内所前で待ち合わせ。

19時に待ち合わせ。　まだ　30分時間がある。　
約束を守る君だから、たぶん　早めに来ちゃうはず。
今年は僕が先に来て　ビックリさせる。
花もプレゼントも買ったし、準備　OKだね。　
今年は、伝えたいことを伝えなきゃ。

クリスマスシーズンになると地下街は、天神の街でプレゼントを探す若者で賑やかになる。
パントマイムもあるし、笑顔で歩く人の姿で華やかさが増す。
二人で楽しみながら歩きディナーに行くのが、付き合い始めてからの定番行事になった。

それにしても・・・遅いな～。君らしくない。　あ、来た来た・・・。
あれ、違う。そういえば、誰もかれもが同じヘアスタイルだね、ワンレングス。う～ん、遅い、どうした？
19時12分・・・遅刻するなんて・・・仕事が終わらない？まさか、事故じゃないよね。　
19時28分・・・もう少し待って来なかったら、電話してみよう。

あ～いたいた。やっぱり　ココだ・・・。は～。

え、君　誰？　どこかで会った？僕は、君を知らない！！

知らないって・・・何を言ってるんだよ・・・困っちゃうな～。まただ。ふ～。花まで持って・・・毎年　12月になるとココに来る気持ちは　わかるけど・・・。
さ～、帰ろう・・・。

帰ろうって、君は誰？僕は君を知らない。
僕は、彼女とクリスマスディナーに行くんだ。
待ち合わせなの、邪魔しないでくれないか。

・・・・帰ろう・・・。来ないよ・・・彼女は、来ない・・・。

来ないって、どういうこと？僕は、彼女に今年こそ　プロポーズするんだ。今年こそ。

・・・プロポーズ・・・。帰ろう・・・気持ちは、わかるけど　帰ろう。
来ないよ・・・待っても来ない。

来ないって？彼女が、そう言ったの？そんなはずない。
彼女は、そんなこと言わないよ。

困ったな～。　どうしてやったらいいんだ・・・。
しっかりしていたのに・・・どうして・・・こんな風になっちゃうなんて・・・

クリスマス。誰にも平等にやってくる幸せな時間である。

帰ろう・・・来ないよ・・・母さんは来ない（泣）。
父さん、母さんは逝っちゃったんだ。待っても来ない。
父さんが、ここにいたら　母さん泣いちゃうよ。
家族が待ってるから家に帰ろう。
みんな、ご馳走前に待ってるよ。

母さん？え・・・どういうこと・・・そんなはずない・・・

老若男女　思い出と共に残る　記憶に残るクリスマスシーズンの始まりである。

注：　現在　パントマイムはありません。
　　　しかし、当時　毎年　パントマイムがあっており、長い地下街を
　　　移動しながら演技していました。
　　　ご覧のお客様は、彼にバラの花をプレゼントしたり。
　　　また彼も頂いたことに対して素敵な演技で答えていました。
　　　顔見知りになったお客様へは、見つけては驚きつつ、お互い元気な
　　　ことを喜ぶパフォーマンスを♪このパントマイマーの男性は現役
　　　です。
　　　何かのきっかけで、数年前元気なお姿を拝見し嬉しかった次第です♪