インテリアと差し色の美学
皆さんは、自分の部屋に飾る絵画を決めるまで、どれ位の時間がかかりましたか?
私は、3年がかりでした。(汗)
「はじめまして」のブログにも書いてある通り、私は部屋に飾る絵画が見つからず、最終的に自分で描く事となりました。
何故見つからないのか?
色々考えたのですが、全部とは言いませんが、絵力が強すぎて、部屋全体のバランスを崩してしまう事が原因なのではないかと思います。絵画の好みや有名無名は、一切関係ないと思うのです。
大抵の絵画は、数種類の色を使用しています。
何色かの色を合わせると、やはり華やかですし、絵画そのもののクオリティもぐっと高くなり、より美しくもなります。
ですが、実際に部屋に飾ると、部屋に置いてある他の色(カーテン、インテリア雑貨)と色が喧嘩してしまい、部屋全体の統一感がなくなってしまうのです。
解説すると、絵が部屋から完全に浮いてしまい、絵画作品ばかり目が行って、絵のせいで、全体的に重苦しく、アンバランスな雰囲気になってしまうのです。
もちろん皆さんにも好みはありますし、「それでも良い!」と言う方もいらっしゃいます。私とは違う意見がある事も当然です。
これはあくまで、私の独断と偏見です。(笑)
話は戻りますが、そこで、まず
「何を描くか?」ではなく、「何色で描くか?」を決めてから、作品を制作する事にしました。
自宅の要となる色は、カーテンです。
私の部屋のカーテンの色は、ホワイトに近いクリームベージュだったので、まず、カーテンに合わせてメインになる色を「赤」と決め、作品を制作しました。
出来上がった絵を飾ると、一色しか使ってないのに、部屋全体が引き締まり、ずっと探していたイメージ通りの北欧風のモダンインテリアが完全しました。
色合わせは、本当に重要です。
もちろん好みはありますが、私は、ワンポイントで部屋に差し色を入れる事が出来る作品が一番好きです。
北欧の部屋は、本当に上手に「差し色」を使って、どんな小さな空間も、何ともおしゃれで、居心地の良い空間に変えてしまいます。
私にとっては、北欧風の部屋は、大人モダンを作る上での理想的な空間です。
自分の作品は、常に、この「大人モダンな空間演出」を目指して、制作しています。