勉強はいらない これが私の将来
退院して1週間が経った。入院した日から、一度も勉強していない。それに対する焦りや不安もない。
入院した日、母に持ってきて欲しいものを伝えたとき、真っ先にノートとペンが浮かんだ。書くことだけは諦めないと、心に決めた。ノートを持って、ペンを握って生きると決めた。
私は特別文章が上手なわけでもないし、才能があるとも思わない。でも、そんなことより、書き続けてきたことに大きな意味を感じる。諦めなかったことが、1番の才能だと思う。どんなことより誇りに思える。書き続けたことで、誰かの光になれたらもっともっと嬉しい。
私は、勉強以外のことは捨てて、諦めてきた17年だったけど、日記を書き始めて本当に良かったと思う。今は、どんなことより、書くことを大切にしたいと思える。そう思えるのも、6年間書き続けてきたおかげだと思うし、最初は何気なく始めたことだったけど、こんなに大切で、私の支えになってくれていたとは思わなかった。
入院して3日目くらいから自分の感情を無視するようになり、「退院したら沢山泣こう」と先延ばしにしていたが、いざ退院すると、もう私は泣けなくなっていた。心はずっとずっと泣いてるのに瞳からは何も溢れてこなくて、自分の気持ちがどんどんわからなくなって、苦しんでいたとき、SNSで、ある文章を読んで、自然と涙が出てきた。ずっと昔からそうだった。作者の作ってくれた世界に入り浸って自分の心を守っていた。
入院中、孤独に苦しんでいたとき、私の書いた日記を読んでくれる人がいたらいいのに、と思った。私の書いたものを読んでくれる人がいるって、しあわせだと心から思った。
私の文字は、私の経験そのもので、私の経験は、私の文字そのもの。私が、たくさんの人が作ってくれた世界の中で心を守ってきたように、私の経験、私の文字が、小さな優しい世界を作れたらどんなにいいだろうと思う。
世の中には、文字を読むと色が見えるという人がいるそうで、私はそれを知ったときからずっと思っているのだけど、文字を読むと自分の過去の感情を鮮明に思い返せる人もいると思う。実際私もそんな感じの人で、色んな文章に触れるとき、自分でも忘れていたような何気ない瞬間をよく思い出す。だからこそ、自分の感情は思い返せるように、文字にして残したいと思う。私にとって、文字や文章は感情のシャッターであり、その瞬間をいつまでも色褪せないように残しておく手段だと思う。
少し話が変わるのだけど、最近色々なことがあって、もっと私の経験や書いたものを読んで欲しいという気持ちが強くなって、高校生新聞のライターに応募して、活動を始めました。高校生新聞でも、翠という名前でやっています。今日、高校生ライターとして初めての記事が公開されました。読んでいただけると嬉しいです🙇🏻♀️ ̖́-
最後まで読んでくださりありがとうございます
読んでくださった方が健やかな日々を過ごせますように
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