『資本主義の中心で資本主義を変える』感想文
小学生の頃、感想文の文字数を稼ぐ為に要約文で8割ほど使い残りの2割感想文として提出した事を思い出しながら書いてます。
今はネットの時代なので私より優れた方がこの本について関節に説明してますので時間がなく内容を把握したい方は、題名をコピペの上、検索してみてください。
早速感想ですが、思ってた以上に視座の高い本でした。
資本主義の構造的な問題と、日本的な資本主義の構造的な問題。
さらにはもっと視点を高くし地球の環境問題といったところまで意識をもって執筆されている魂の入った熱量の高い本です。
ゴールドマンサックス出身ということで、もっと専門用語オンパレードで難解な内容かとおもっていましたが、株式市場についてそこまで詳しくない私でもスラスラ読める内容です。
ざっくり
日本の上場企業風土で一番、株式市場に悪影響を及ぼしてる犯人は、『政策保有株式』という忖度文化が起因してるらしいです。
うちと取引したかったら、うちの株を持ってよっていうヤツです。
それが、競争原理を壊し海外投資家から興味を持たれない理由となっていると。
なるほど。
ほんとの意味での株主目線での経営をしてこなかった事が日本企業全体を衰退へと追いやったという話です。
これは終身雇用なんかにも繋がっていくので、この問題については自論があるので別の投稿で触れていきたいと思います。
全体の感想としてはとても面白かったです。
私のような日々の労働者目線から、株主、経営者。そして地球そのものを俯瞰で見るという視点まで擬似体験ができます。
興味を持たれた方は是非書店まで。