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『クラクションを鳴らせ!変わらない中古車業界への提言(中野優作著)』笑顔の裏には…《読書記録#5》

毎月続けていた読書記録の記事ですが、少し滞っていました。
本自体は読んでいたのですが、5月~6月は教育書(しかもICT)が多く、普段の記事とジャンルが似るのであまり気乗りがしないでいました。

そんな中、ふとしたきっかけで著者である中野優作さんのnoteにたどり着きました。

第一印象「笑顔がかっこいいおじさん」

私は、グランツーリスモをプレステ2時代からやっている程度には車が好きなので、その記事をとても楽しく読ませてもらいました。

といっても、記事の本質は車のことではなく、働き方や生き方についてでしたが。

そして、私が中野さんに対して抱いた印象は「なんて笑顔がかっこいいおじさんなんだ!」です。

単純に「ザ・かっこいい大人」という第一印象です。
そこから、著書のことを知り購入しました。

本を読み進めていくと、第一印象とは真反対の中野さんの生き様のようなものが、ありありと書かれていました。

想像を遙かに超える困難と対峙してたどり着いた境地なのだと知りました。

以前私が読んだ本で、同じ感覚になった本があります。
森岡毅さんの「苦しかったときの話をしようか」です。

この本も、言葉選びが難しいのですが「魂の叫び」のようなものがダイレクトに伝わってくる本でした。

2つの感想

本を読み終わって、私は2つの感想を持ちました。

・何かと戦うためには、覚悟が必要だということ。
・教員(学校)2.0とは何だろうということ。

1つ目の「覚悟」については、耳の痛いところです。
本心では「戦わずに変化を起こしたい」と思っているからです。
「誰にも嫌われたくない」という自分本位な考えがあるからです。

今の教育界もまさに「変わらない教育界」です。
そこへのクラクションは大勢の人が鳴らしていますが、一歩踏み出せない状況が続いています。
私もです。
鍵のかかった車の中からクラクションを鳴らしています・・・。

本の中で、中野さんは育ててくれたビッグモーターへの感謝を何度も述べていましたが、私も今の教育界に育ててもらったという恩があります。

しかし、変化の中でどうしても厳しい判断を迫られるときがやってくるのだとしたら、私はその中でどんな判断をするのか、この本から勇気をもらいました。

次に、「教員2.0」とは何なのか?
または「学校2.0」とは何なのか?

明治維新とともに、学制からスタートした現行の学校というシステムは約150年間、大きな変化がありません。

しかし、今の学校の在り方に限界が来ていることは明らかです。

私も一教員として、当事者として、学校という存在をアップデートしていきたいと思います。

あたらめて、「かっこいい」

この本を通して、中野さんからしたら畑違いの仕事をしている私の心に火が付きました。

そういう機会や存在って、あまりあるものではありません。

改めて、今回この本を読んで自分の覚悟のなさや甘さがわかりました。

夏休みまでもうすぐというところで、このエネルギーをしっかりと蓄えて、次なるチャレンジをしていこうと思っています。

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