【変形性膝関節症】良くなる人の共通点5つ
今日は膝の痛みが良くなる人の特徴を解説していきたいと思います。多くの患者様を施術しているとやはり改善していくスピードもそれぞれ違ってきます。当然、年齢や、関節の変形、痛みの経過が長い、短いそれぞれあるので、一概には言えませんが、良くなっていく方の共通点はありますのでそちらを解説していきたいと思います。
【膝が良くなる人の共通点の1つ目】
〜膝の筋力強化を行っている〜
膝の痛みはマッサージだけ行って良くなるケースは非常に少ないと感じています。ですので、膝の筋力をつけていくことが必須になります。
そして筋力強化にも段階があります。
大きく2つありまして
【1つ目 膝の筋肉に力を入れることができる】
【2つ目 膝の筋肉に力を入れた状態で筋力強化を行える】
1つ目の膝の筋肉に力を入れられるということですが、膝の痛みがある方はこれがうまくできない方が非常に多くなっています。
例えばこのように膝に力を入れられないと、この状態でスクワットを行っても、膝の筋肉に力が入っていない中行うので、膝の痛みが筋力強化によって悪化することもあります。
膝の痛みが改善していく方は、しっかり膝に力を入れて、出来るようになってから筋力強化を行っています。それでは膝の筋力強化を確認してみましょう。
1)セッティング(30秒)
①膝裏にタオルを入れる
②踵を前に突き出すように膝を伸ばす
③タオルを潰す、膝に力を入れる(3秒キープ)
2)ブリッジエクササイズ(30秒)
①膝の間にタオルを挟む
②お尻を上げる(一直線上になるように)
③タオルを潰す(2秒キープ)
【膝が良くなる人の共通点の2つ目】
〜セルフでのマッサージを習慣化している〜
ここでいうマッサージは筋膜のマッサージになります。
筋膜は筋肉を包んでいる膜になります。
【筋膜が硬くなると問題になるポイントが2つ】
①痛みを感じやすくなる
②力が出なくなる
①の痛みを感じやすくなるということですが、
筋膜には、筋肉よりも【痛みを感じるセンサーが多く存在】しています。
つまり筋膜が硬くなると、痛みを多く感じるようになります。
②の力が出なくなるということですが、【筋膜には感覚を伝えるようなセンサー】も豊富に存在しています。その中で、筋肉に力をいれるセンサーも存在しています。この筋膜のセンサーがうまく働いていないと、筋肉に力を入れられなくなります。
つまり筋膜の不調があることによって、痛みや力が出ないといったことが起きてきます。
この筋膜の不調を解決するのが、筋膜のマッサージになります。この筋膜マッサージを習慣化することによって、膝の痛みが緩和されたり、膝に力が出るようになったりします。今から習慣にしていただきたいマッサージを確認していきます。
1)外側広筋(30秒)
①皿の上に拳を置く
②そこから拳1個分内側にずらす
③手を当て、皮膚を動かすようにマッサージ
2)内側広筋(30秒)
①皿の上に拳を置く
②そこから拳1個分外側にずらす
③手を当て、皮膚を動かすようにマッサージ
【膝が良くなる人の共通点の3つ目】
〜膝以外を動かしている〜
実は膝の痛みは結果であって原因は他の関節であることが非常に多くなっています。どの日常生活動作をとってみても、膝だけが単体で動くことは基本ありません。必ずどこかの関節とセットで動いています。
人間の体は、動作を遂行できればそれで良いので、例えば、足首が動かなければ、動ける膝が過剰に頑張って動くということが起こってきます。
それが、日常生活で何回も繰り返されると当然膝の痛みが起こってきます。こういった理由から、膝の痛みは結果で原因は他の関節であるということが言えます。それでは膝にストレスを与えている股関節と、足首の可動域をあげていきたいと思います。
1)腿上げ(30秒)
①背筋を伸ばし、ももを上げる
②左右繰り返す
2)ヒールレイズ(30秒)
①膝の間にタオルを挟む
②踵を上げる(親指に体重を乗せる)
③タオルを潰す(2秒キープ)
【膝が良くなる人の共通点の4つ目】
〜目的を理解してケアを行っている〜
膝の痛みを治そうとする時に、ただ漫然と行うのと、ちゃんと目的を理解して行うのでは効果がまるで変わってきます。
例えば、階段動作で足首の踏み込みができない結果、膝に痛みが出ている場合には、足首の踏み込みを改善すれば、膝の痛みはなくなるとちゃんと理解してセルフケアを行うことができます。
これが、モチベーションにもつながります。
効くのか効かないのか良くわからないようなエクササイズを行ってもこれで良くなるのかと不安になると思います。
人間は不安になると痛みを感じやすくなって、慢性痛に移行してしまいます。
膝の痛みが良くなる方は、不安ができるだけ少ない状態でセルフケアを行っている傾向あります。
【膝が良くなる人の共通点の5つ目】
〜セルフケアを継続して行っている〜
膝の痛みは、今までのストレスの蓄積があるケースが非常に多いので、痛くなる期間がながった分、治るのにも時間がかかるケースが多くなっています。少なくても1発で治るものではないと思いますので、継続してのケアが必要になります。膝の痛みはだんだん良くなっていくものと理解して、継続してセルフケアをいくことで明らかに治療院での施術だけを行っている方とは早いスピードで改善します。
ですのでどうか諦めずに継続してケアを行っていきましょう。
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