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24節季に72侯 日本人はなんて自然に寄り添った感覚をもつのだろう 5月は若葉の季節です【KOZUKA 513 shop paper vol61 2024/05】

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5月1日は「八十八夜」 立春から数えて88日目で 田植えや茶摘みを始める日とされる5月5日の「立夏」や5月20日の「小満」の いわゆる24節季はなんとなく聞き覚えがあるような気がする
24節季とは別に 72候というものがあって これは改めて調べなければ皆目わからない
72÷12なので 各月に6個ある勘定で 5月は
5日 蛙始鳴(かわずはじめてなく)
10日 蚯蚓出(みみずいづる)
15日 竹笋生(たけのこしょうず)
20日 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
25日 紅花栄(べにばなさかう)
30日 麦秋至(むぎのときいたる)   なのだそうだ なんとなく生物図鑑的な
 
旧暦新暦の関係でそうなるのか 南房総の春・初夏の訪れが早いせいか
はたまたいわゆる異常気象のなせる業か それは一向に分からないけれど
3月の末ごろには田起こし・代掻きを終えた田も多く 蛙が盛大に鳴いていたし
4月には玄関前の芝生で蚯蚓を見たし 4月中に筍は採りつくした
つまりは 古来の季節感と現代の自分の季節感には ずれがあるのだなと少し寂しく思う
 
それでも 今年もドクダミが元気に生い茂り始めたし 柿の若葉も大きくなった
店の前の空き地の草も ついこの前きれいに刈ったと思ったのにもう草丈が伸びた
季節の移ろいを感じながら日々を過ごす そんなささいなことがちょっと愛おしい
 
柿の若葉を塩漬けした 今年は いつかはやろうと思っていた「柿の葉寿司」に挑戦する
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この鯉幟は 手ぬぐいを草木染めしたもの
東京町田市のクラフト工房で制作・販売していたもの

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鯉幟 こいのぼり
KOZUKA 513の鯉のぼりは 代々木のアースディで 今はなき看板犬・開のために買いそろえたもの
吹き流しの 青または緑(木)・赤(火)・黄(土)
白(金)・黒または紫(水) 五色は「神道の五色」は
万物を成す5つの元素が邪気を祓ってくれるという
今年は看板猫 虎太郎に引き継がれて
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地面から数十センチ出たものを収穫
なんとなく ゴジラ・・・?

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筍が不作…と言われたけれど
今年は筍が不作なのだという
確かに道の駅などで売られていた筍は 走りであることを差し引いても数が少なく高値だったような気がする
それなのにKOZUKA 513では 今年もたくさんの筍が採れた
ランチプレートの一品としても味わってもらったし
グリーンカレーや孟宗汁 季節の味覚として存分仁味わえた幸せ
たくさん採れた筍は 今年は瓶詰保存にも挑戦中
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昔は牛馬に鋤き鍬を引かせていたんだろうな

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田起こし・代掻き
近隣では3月末から競うように田起こしが始まり 4月末にはほとんどの田で田植えが終わっている 本当に南房総は季節の移り変わりが早い
KOZUKA 513が借りている田の一つ大山千枚田も
今年も無事に田植えを終えた
もう一つの田 こちらはできる限りの作業を自分の手でと挑戦しているのだけれど
ようやく田起こし・代掻きが終わりいよいよ田植え
水が張られか苗が植えられた田に青空を映す
これからが田んぼの本当に美しい季節
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