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【映画感想】レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

ここではないどこかに夢がある症候群

ブルーバレンタインと並ぶ家庭崩壊モノ映画です。
1950年代の新興住宅地に二人の子供とともに暮らすフランクとエイプリル夫妻。
どこにでもいる普通の幸せな家族。
おそらく多くの方がレビューで書いていると思いますが、この映画では驚くほど子供の存在感がありません。
この夫婦は、本当に自分たちのことしか考えていない。
険悪な仲だった二人が、パリ移住という夢を見つけ、それに向かってやや希望が見えたかに思えたが、エイプリルの妊娠により希望が絶たれる。
普通ならここで新しい命に喜びパリ行き断念に納得。やっぱり普通の幸せが一番よね、となるところがそうはいかなかった。
結果最悪の事態に。

結局、人生は妥協して普通の幸せに甘んじて生きていくものなんだろう。
妻の小言を聞かないように、補聴器の電源を消したラストシーンの男性のように結婚生活を続けている人がほとんどだ。



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