映画感想まとめて8本＊現在・過去・未来、忘れていいのはどこ？
このところ猫の体調にこころをとられて、観た映画がどんどん記憶から遠ざかっていく。書いておくことはしるしになる。手帳に書いてた観たはずの映画たち、書き留めて、 忘れよう。
PLAN７５
「ある年齢がきたら国の制度で死ぬことができる」
実際にあるとしたら、わたしはすぐ申請を出すだろうと思う。安楽死と老齢化社会の問題はすぐそこにある。
生まれてくることは選べないけど、死ぬことはじぶんで選びたい。
現在でもある国では、安楽死が許可されている。
「なんのために生きるのか」というわたしにとっての大きな課題が見え隠れしてる映画だった。
★★★★☆
コンフィデンスマンJP 英雄編
これでもかと起こるのか起こしているのかわからないアクシデントと、それを見事にじぶんのものにしていくシーンがさすがです。
亡くなったふたりも姿はなくとも登場していてほこっとする。
ダー子さん、かっこいい。
★★★☆☆
恋するモテない小説家
幻の小説家がついに顔出し？そこに愛があって……。
ほんわかするおはなし。
小説家はじぶんの作品を、そしてファンをどう思うか、それが変化していくのか？
★★★☆☆
タイム・チェイサー
シックスセンスで有名になったハーレイ・ジョエル・オスメント、天才子役が沈黙を破って主演。SF、タイムトラベルな作品。
多くのレビュー通り、なんだか辻褄が合わない感があって消化不良。
お母さんが病む前に戻って、それから？
未来を忘れるのか、それは誰にもわからない。
★★★☆☆
リピーテッド
1日分しか記憶がないヒロインの物語。
観終わった後、もやもや解消のために盛大にググった作品。結局、主人公が招いたこと。でもラストはみんなよかったハッピーエンド？
記憶はすべて闇の中。
★★★☆☆
ペンタゴン・ペーパーズ／最高機密文書
『フェイブルマンズ』を観て、スピルバーグ作品を見たくなった作品その１。
事実をもとにされた作品で、しかもスピルバーグが他の作品の片手間？に撮った作品らしい。地味な題材をしっかり描けるのはさすが。
★★★☆☆
レディー・プレイヤー1
『フェイブルマンズ』を観て、スピルバーグ作品を見たくなった作品その２。
仮想現実とリアル世界。リアル世界が苦しくて、仮想世界で夢を果たす。
いやはや、わたしには難しかった。あたたかみが、わからない。
★★☆☆☆
アナザーラウンド
デンマーク映画。
【仮説】人間の血中アルコール濃度は常に0.05%保つのが理想
【検証】飲酒が心と言動に影響を及ぼす証拠を集める。
【検証】飲酒は勤務中のみ
【検証】ヘミングウェイと同じく夜8時以降と週末は飲酒禁止
【目的】飲酒に寄り自身とやる気がみなぎり人生が上向きになるかを論文化
こんな実験をするさえない高校教師たち。
しかし実験はうまくいき、仕事もプライベートもいい方向へ。
調子に乗って飲酒量を増やした結果…。
わたしには笑えない映画でした。
お酒は緊張をほぐしたり楽しくなるアイテムなのはわかってる。ナイフが便利な反面、危険性があるのと同じで、使い方しだいで凶器になるのはわかっているけど、魔法の水はわたしのからだを巡ってる。
★★★★☆
こうも記憶が薄れていくことを感じると、凶器とも狂気とも思えて、恐れがしんしんとやってくる。
これを書いてる最中も、雑念やら、映画自体のことよりその映画を見てる時のわたしが思い出されてもやもやする。
忘れていいのは、映画を観てる時のわたしの感情か、観た後の気持ちか、これを書いてる今なのか。
タイムトラベルは永遠と続いていく。
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