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拝啓 あなたは誰ですか?何処にいますか?


わたしが今住んでいるカルフォルニアには雪が降りません。雪、好きなんですけれど。

A5/インク、マーカーペン


その昔、雪の思い出。
北海道の女満別の名物である流氷を掻き分けながら進む『がりんこ号』に乗っていた時に、一瞬吹いた強い風に空高く舞い上げられたパウダースノウが太陽の光に照らされ、銀河が落ちてきたんじゃないかって錯覚する美しさに、乗り合わせた皆が一同に手を広げ天を仰いでいた。
人って示し合わさなくてもこんな時は体がこう動くよね、とその姿もとても美しいと思った。

五角形の面のパイライトを見て思い出した、
スノーダストのスターダスト。


流氷の海に潜ると、生物の姿が見えない薄暗い海の中で自分の呼吸音だけが響く。肺の膨縮に合わせて体も上下する。意識的に大きく呼吸を繰り返し落ち着くと不随意運動に入っていく。この切り替わる瞬間は意識出来ないけれど、上下左右がわからなくなる浮遊感にどっぷり浸かりとにかく気持ちがいい。
(他の方々はクリオネを探していた)

流氷の海から上がり、陸地に積み上げられた雪に寝てみろと言われ従ってみるとめちゃくちゃ暖かい!
雪にコロコロ転がって暖かいだなんて、ここならではかも。

その後はあっついお湯に浸かり、やっぱり雪冷たいじゃん!と通常の感覚に戻った。⛄️






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