草木や動物の息遣いで時をはかる

A4/アクリル、インク、ペン

わたしの瞬きは一瞬で終わり、
季節が変わる音も聞けない

遠くでカタンと音がするのだと地平線が言うのだけれど、
わたしはそれを信じていない

A5/アクリル、インク

窓の向こう、開けた空には朝が滲んで、
そこに置き去りにされた月がいた

翻弄されながらも生きるしかない草木や動物の息遣いで
時をはかりたいじゃないか

A4/インク、ペン

ほととぎす　鳴きつる方を　眺むれば
ただ有明の　月ぞ残れる
後徳大寺左大臣

千年後の百人一首
最果タヒさん第81首より抜粋

今の季節の歌ではないのですが、なぜか気に入って覚えていた一首。

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今宵のおとも･.｡*･.｡*