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石の広場

A5/水彩、アクリル



風よりも露よりもゆっくりと、ひかりが雲から降りてきていた。

土を、草を、人を、鳥を、雲を、空を、長い間見上げ続けてきた石の肌。
その表面には、わたしの知らない光が満ち、影が宿り、音が響いていたのでしょう。

石はただ沈黙する。
わたしがここにいるという事以外、全てがわたしには見えていない。
本当は、たくさんの音や歌がこだまし続けているのでしょう。

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