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#1 「旅がしたくなる一冊」をお届けします。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
宙です。

今回は、秋の行楽シーズン!ということで、読んだら旅に出たくなる、笑いあり涙ありの本を一冊お届けにあがりました。

『旅屋おかえり』原田マハ

原田マハさんの『旅屋おかえり』です。

私自身、いろんな場所へ旅行する機会が多かった時期に出会った本です。「旅の楽しさ」を存分に味わっていたからこそ、本屋さんで“旅センサー“なるものが働き、この本と巡り会えたのかもしれません。
そういった今の気持ちや気分に、ドンピシャな本に出会えると心躍るものですね。

旅の代行サービス?

タイトルをパッと見た時、「“旅屋”ってよろず屋みたいな呼び名だなあ。旅が職業なのかな?」「“おかえり”は、おかえりなさい、のおかえり?それともこの旅屋さんの名前?」さまざまな想像が膨らみます。

あなたの旅、代行します!
売れない崖っぷちアラサータレント“おかえり”こと丘えりか。
スポンサーの名前を間違えて連呼したことが原因でテレビの旅番組を打ち切られた彼女が始めたのは、人の代わりに旅をする仕事だった__。
満開の桜を求めて秋田県角館へ、依頼人の姪を探して愛媛県内子町へ。おかえりはいく先々で出会った人々を笑顔に変えていく。感涙必至の“旅”物語。

『旅屋おかえり|原田マハ』のあらすじより

“おかえり”って主人公の愛称だったんだ!
この“おかえり”ですが、この本を読み進めていくと、愛称であり、おかえりなさいの"おかえり"でもあり、他にもあらゆる意味が込められていることに気づきます。

家事代行、退職代行、結婚式友人代行…。代行サービスって世の中に溢れているけど、旅の代行って聞いたことありませんよね。果たしてどんなお仕事なのでしょうか。

見どころポイント

  • コミカルでリズミカルに物語は進む。

  • 逆境にも果敢に立ち向かう主人公を、応援したくなる。

  • 依頼主だけでなく、家族や関わった人の凍った心を溶かしていく。

  • おかえりの真っ直ぐさ素直さ、そして笑顔がみんなを明るく照らす。

  • 社長とのやりとりがコントそのものでつい笑いが漏れる。

  • 旅をしている気分になれる。(旅屋になった気分になれる)

旅は素敵な出会いを連れてきてくれます。

おすすめしたい方

  • 笑いあり涙ありの人情物語を読みたい方

  • 心温まるストーリーを探している方

  • 旅をしたい、しようと考えている方

  • 元気をもらいたい方

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
この出会いが、どうか素敵なものとなりますように。
次回は、心が疲れた時に読みたい本をお届けします。

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宙(そら)
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