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学芸員の裏話やら触覚芸術やら青りんご精神やら

学科のイベントで学芸員さんの裏話を聞きに兵庫県立美術館に行った。

芸大のアート作品を創る側じゃない学科(美術史やアーティストの考え方やアートを日常や地域にどう活かすかなどを学ぶ学科)なので、学芸員過程を履修している学生も多い。

私は履修していないけど、他の学生の影響でちょっと学芸員の仕事を知ってみたいというのがあった。

実際にお話を聞いて、

私は履修しないでいい、と確認できた。

やっぱりアーティスト側になりたい。

という自分の気持ちを強く確認できた。

もう一度モデルかアイドルにチャレンジしてみたいという気持ちが湧いてきた。

(自分がどうするかは未定だが、この日湧いた思いをココに記録しておく。)

学芸員さんのトークのあとは、展示の鑑賞。

目の不自由な人のためのアート展示があって、石で作った作品を実際に手で触れることができた。

北川太郎 時のかたち展

『誰かにとって良いことはみんなにとっても良いこと』という話を先日の取材中にも取材テーマからはずれたけど、話題に出たところだった。
取材した企業家の方が他の事業で目の不自由な方をサポートする医療関係の事業をしていたので。

目が見える私たちにとっても、作品に触れるという体験は、より作品を理解する手段となった。

企画展を他にも色々観たあとは、
美術館の建物である安藤忠雄の建築を堪能。

兵庫県立美術館

最後は、青りんごのある海のデッキへ。

兵庫県立美術館 海のデッキ

サミュエル・ウルマンは「青春の詩」の中で、青春とは人生のある期間ではない、心のありようなのだ、と謳いました。

失敗を恐れることなく、困難な現実に立ち向かう挑戦。
どんな逆境にあろうとも、夢をあきらめない心の逞しさ。

身体・知性がいかに年を重ね、成熟しようとも、この内なる若さをさえ失わなければ、人は老いることなく生きられるというのです。

いつまでも輝きを失わない、永遠の青春へーー
目指すは甘く実った赤リンゴではない、
未熟で酸っぱくとも明日への希望に満ち溢れた青りんご精神です。

安藤忠雄


『青りんご精神で永遠の青春へ』
ミッドライフクライシス中の社会人芸大生向けの言葉ではないか。

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