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第3部、完ッ!

承太郎ママを救う旅、3部。
文章にして思い出しましたが、そういえばそうですよね。打倒DIOの旅ではなく、あくまでホリィさんを助けるためにDIOを倒しに行く旅。でしたね。


圧倒的・主人公

渋い・かっこいいを理解させてくれたキャラクターです。承太郎。「どこが」ではなく「存在が」渋くてかっこいい。もう条件反射みたいに「あ~かっこいい~」ってなります。
存在が渋かっこいいのでどこが一番かっこいいかと聞かれると具体的に言えないんですけど(言い訳)、個人的にはやっぱり最後のDIO戦。「やれやれだぜ」をはじめ普段は一歩引いて考えている雰囲気がある承太郎が、最後の最後には感情に動かされて倒すという展開が印象に残りました。
そりゃ辛いですよね。あんなに大人びて見えるけどやっぱり高校生ですし、1か月といえども共に過ごしたイギーやアブドゥル、唯一の同年代である花京院がいなくなってしまい、ジョセフ・ポルナレフも危機に瀕している。そんな中で冷静でいられるはずがないですよね。ちゃんと人間らしいというか、情に溢れる男の一面が見えて大好きな一戦です。「てめーはおれを怒らせた」。かっこいいですね。本当に名セリフだと思います。
ホウィール・オブ・フォーチュンの「第三部、完ッ!」に対して、「ほーお それでだれがこの空条承太郎のかわりをつとめるんだ?」って受け答えするシーン。あれを見てそういうこともできるタイプなんだ、と思った記憶があります。でも、そんな姿を見せるのは仲良くなってからじゃないと、しかも同性の親友にしか見せなさそう。
あと、ニッコニコの3部御一行が描かれてるじゃないですか。ここのニッコニコ承太郎、想像つかなさすぎて逆にちょっと気持ち悪くて好き。
承太郎は他の部にも登場しますが、ず~~~~っとかっこいいですよね。全部がスマートに見える魔法かかってるのかな。

1992/8/4「ジョジョの奇妙な冒険 第28巻」作:荒木飛呂彦 集英社より
ここまで承太郎を語ったのだから承太郎の画像をと思ったのですが、やっぱり最終戦ということでこのシーンは外せませんでした。
自信満々のロードローラー、発想の外すぎて何シーンか飛ばしたかと思った。


No1よりNo2、それが俺の人生哲学

 はい、ホルホースです。好きなんです。ホルホースみたいなキャラクター。「逃げるのはおめーを愛しているからだぜ ベイビー」ってね。言葉だけ見ればクズなんですけど、自分のポリシーをしっかりと持っている点や、女や子供は殴らないと言っている点がクズワードを渋い魅力に変えていますね。
初登場シーンって、印象に残りますよね。ポルナレフとの言い合い大好きです。「剣は銃よりも強し。ンッン~名言だなこれは」本当に好き。ポルナレフと自分のスタンドを褒めちぎって相手煽りまくった挙句行きつくところが「テメ~~~~ぶっ殺す!」なの、勢いも話の流れも大好き。自分の武器とスタンドに誇り持ってんだな~って感じますね。
 私、ホルホースのある音MADが大大大好きなんですね。その動画を見てから3部を見たのでもう楽しみで楽しみで。該当のシーンが来たときは「あ~~~~~~~!知ってる~~~やっぱり好き~~~~」とテンション爆上がりでした。
 ホルホースは一度退場しますが、その後もDIOの館だったり、ボインゴと一緒に襲撃したりと再登場してくれたので嬉しかったです。ホルホースが動かしやすいのか分かりませんが、再登場後の回は少しコメディタッチになるの面白かったですね。ボインゴとの会話を見てると面倒くさいなりに返事してあげてますし、なんだかんだ面倒見は良さそう。

1990/4/10「ジョジョの奇妙な冒険 第15巻」作:荒木飛呂彦 集英社より
ホルホースのセリフで好きな言い回しその②
アニメの言い方もすごく好きで自信たっぷりに喋っているのがいいですね


DIOに忠誠を誓った男

 花京院はDIOに友達にならないかと言われ吐きましたが、友達を超えて忠誠を誓ったキャラクターがいます。ヴァニラアイスです。声も相まってなのか強さも相まってなのか、すごく高潔感のある芯の通ったキャラクターだなと思います。
 一度死んでDIOの血で生き返ったシーンあるじゃないですか。これ吸血鬼なっちゃうやつではと思っていたのですが、その後特にヴァニラアイスの身体に変化がなかったので違うのかと思っていました。ポルナレフ戦、やっぱり吸血鬼になってた。やっぱり強くなって蘇ってた。cv.速水奨、タダでは死なない。
 見ていて思ったのは、ヴァニラアイス、DIO様から血を分けてもらったこととか、同じ吸血鬼になったこととかにはなんも感情抱いてなさそう。どこまでいっても主従関係貫き通しそうだし、DIOを尊敬することが前提で世界存在してそう。静かな狂気っていうのでしょうか。高速早口語りするタイプじゃなくて、なぜDIOを崇拝しない世界戦が存在するんだい(cv.速水奨)って感じがする。
 原作に対して解釈不一致なんておこがましいんですけど、私、上記のような自己解釈があるのでどうしてもヴァニラアイスの最期が納得いかないんです。自滅しようがなんだろうが、DIOへの忠誠心が強いのなら上の階には行かせないという思いのもと、夕日が射すあの窓の下へ飛び出すことに躊躇わないと思うんです。それがポルナレフに肘で押されて存分に陽を浴びて消失て。ここで隙があったからこそ、ポルナレフ対ヴァニラアイス戦は盛り上がったし、ポルナレフのかっこよさが引き立ったのですが…。まあみんなかっこよかったからいっか。

 もう一人、敵陣には好きなキャラがいます。ンドゥールです。彼の名シーンと言えばあそこですよね。「悪には悪の救世主が必要だ」。DIOに惹かれ救いを求めたからこそ、DIOに忠誠心を抱いている。ンドゥールも悪になりたくて悪に染まったわけじゃない。そのことが強く伝わるシーンでした。その人にはその人のバックグラウンドがあることを思い起こさせるセリフだなと思います。

1992/4/10「ジョジョの奇妙な冒険 第26巻」作:荒木飛呂彦 集英社より
ヴァニラアイス覚悟ガンギマリシーン。
ヴァニラアイス本人も好きですが、スタンドのクリームも好きなんですよね。
クリームに収納されて口から顔を出しているヴァニラアイスちょっとツボ。


まだポルナレフの「迷惑なんだよ 自分の回りで死なれるのは」も触れてないし、ダービー戦もDIOのことも書いてないですが、全部語ろうとするのは私の悪い癖なので第3部はここまでにしておきます。

と、書いておきながらちょっとだけ。

ダービー兄弟戦の「花京院の魂を賭けるぜ」やハッタリかまして勝ちおおせる承太郎、「オラオラですかぁ」のダービー弟、もう大好き。すっごい好き。ダービー兄弟戦、3部の中で1,2を争うくらいには好き。

今回も好きなこといっぱい書きましたね。満足です。
次は4部。ジョジョ感想noteを書くきっかけになった7部の感想はいつになるのでしょうか。
長々と思いのたけを書きましたが、読んでくださった皆様ありがとうございます。
もし興味がございましたら他の記事も読んでみていただけると幸いです。
ありがとうございました🙇‍♀️


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