退去せよ
「ガザ・モノローグ」を聴きながら
南部へ避難せよ
イスラエル軍が
ガザの住民に命じた
ハマスを壊滅させるために
ぼくは信じられなかった
その土地で日常を送る人々に
家を捨てろと
他国が命ずるなんて
武力を突きつけられた人々は
生存のために移動するしかなかった
パレスチナの十何年にも及ぶ現状を
それまでまるでわかっていなかった
いや、今でもだ
▼▼とにかく暗い夜をやり過ごした。
翌朝9時イスラエル軍から電話があった。
「ただちに退去せよ。
その家をこれから爆撃する」
これでは檻に閉じ込められた生き物ではないか
虫籠のなかの昆虫
などという比喩は使いたくない
彼らは人間なのだ
私たちと同じ人間
▼▼わたしだって出ていきたい。
でも、夫が怪我をしているのに、
こんな瓦礫だらけの道を、
どうやって移動しろと?
「知ったことか!」
わたしたちは狂ったように駆け出した。
そう、まさに狂ったように。
「知ったことか」
弱者を虐げる猛獣の言い草
「知ったことか」
破壊と殺傷を見過ごし許容し続ける
国々の「指導者」たちを
何と譬えようか
▼▼引用 「ガザ・モノローグ2023」
「ヒバ・ダーウードの証言」より
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蒸し暑い日が続きます。
みなさん、いかがお凌ぎですか。
雨の多い地方もあり、心配ですね。
先週に続き、今週も、
「ガザ・モノローグ2023」を聴きながらの
私のモノローグです。
パレスチナの状況に関して、
まるで無理解だったので、
自分にもショックを受けています。
「ヒバ・ダーウードの証言」朗読動画
来週も水曜日か木曜日に更新する予定です。
また見に来てください。
私もみなさんのページを訪ねます。
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noteへの投稿から生まれたフォトポエム集です。