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山頂と向き合う


紅葉をくぐり抜けて
山頂の岩場に立つ
南方の山並みの
遥か向こうには
太平洋が目映い


あの尾根から
いまの自分を見てみたい
そんな願望が湧き起こった
見上げるのでなく
見下ろすでもなく
山頂と向き合いたいと


年明けの寒風のなか
山道をたどって
あの尾根に出た
しばらく歩き
あの山頂と向き合った
ごつごつの手触りの残る
岩塊が白く光る
周囲の草木を
強風が揺さぶる


私の姿を探した
無論あるはずがない
登頂までの道のうねり
樹木の枝ぶり
紅葉
岩の形
ありありと蘇ってくる


あの山頂から
いまの私が見えている
私が私と向き合っている
2つの時空を
出たり入ったりする
自分がいた











△▼ ▲▽ △▼ ▲▽ △▼ ▲▽


日差しがあるならば、
多少気温が低くても日向にいればあったかですが、
曇天で、寒風の吹きすさぶ日は、
ぶるぶるしています。
みなさんは、どのようにお過ごしですか。

今週のテーマは、山です。
今では山を歩くことも減ってしまいましたが、
かつては頻繁に出かけていました。
たいていは里山の低山です。
ときには高山にも挑んでいました。

愛知県と静岡県の境にある、
西から東へと連なる丘陵(弓張山地または湖西連峰)
とその景観、住環境を
高架産業道路建設から守りたいと
地味に活動しています。
ご興味のある方は、
「浜松湖西豊橋道路を考える会」のホームページを覗いてみてください。
県に提出したメンバーの「意見書」も
アップされていますので、よろしければご覧ください。



   ◆◆◆  ◇◇◇  ◆◆◆  ◇◇◇



noteへの投稿から生まれたフォトポエム集です。

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