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野ぶどうへの提言


池の周りを散歩していたら
草草はびこる緑のなかに

ふわわわん

  ふわわわん

カラフルな球が
微風に吹かれている

あお あお  しろ
  あか紫  あお あお
 空いろ みずいろ   あか紫

小指の先ほどの玉
小さな昆虫の目から見たら
たくさんのバルーンが
浮かんでいるみたいだろう


野ぶどうの実は
人目を引く
蔓(つる)ごと
花瓶に差したら
とか
子どもに見せたら
とか
採取欲に駆られる

ぶどう好きなら
こんなにもかわいい
カラフルな実を
口に含んでみたくなる
かもしれない
でも
有毒だといわれている

種子を運んでもらいたい
鳥たちには
この彩りで惹きつける

食べられたくない
哺乳類には
この彩りが有毒っていう
警告になるらしい

でも
この彩りに惹きつけられてしまう
人は
食べちゃうかもしれない


そこで
野ぶどう君に提言したい
もっとぎんぎらに
もっと毒々しい色に
ときときの棘付きに

どうだい?








     △▼ ▲▽ △▼ ▲▽ △▼ ▲▽


私の住んでいる地域でも、
朝夜の気温がずいぶん低くなりました。
そのおかげで秋色が深まっていますが、
体の調節がついていかず、
たびたびくしゃみとはなみずを繰り返しています。
みなさんは、お元気にお暮しですか。

今週のテーマは、秋の色彩、野ぶどうを採り上げました。
ぶらぶら散歩で見つけました。
そのときはスマホで撮影したのですが、
どうもすっきりせず、翌日カメラを持って出かけました。



愛知県と静岡県の境にある、
西から東へと連なる丘陵(弓張山地または湖西連峰)
とその景観、住環境を
高架産業道路建設から守りたいと
地味に活動しています。

地方紙「中日新聞」が11月4日付「三河版」に、
浜松湖西豊橋道路についての記事を掲載しています。
「大きな期待 環境不安も」という見出しで、
半分ほどのスペースで、
浜松湖西豊橋道路建設促進期成同盟会のリーフレットの画像を
掲載しています。
そこには
「農・工のものづくり回廊を支える
 浜松湖西豊橋道路 早期実現!!」
という色付きの大きな文字が躍っています。
記事の3分の2は、この道路の説明と推進側代表者の
「建設はこの地域の産業界たっての願い。速やかに実現してほしい」という声。
あと3分の1に、「考える会」代表の意見がさらっと紹介されています。
これを見た(読んだ)人は、なかなかいい道路が計画されているじゃない、と、この道路建設を肯定的に受け止めるのが自然でしょう。
東海地方にあっては、こと経済に関して中部財界の意向に忖度せざるを得ないブロック新聞なので、
記者の鍵谷朱里さんは無難なリポートを作成したと言えます。
推進側の一方的な内容にならず、
疑問や反対を表明する側の意見をも含めたことは、
これまでの「考える会」の活動が無視できないものとなってきたと、
自分たちの運動を評価したいと思います。
今後も楽しみながら、この活動に関わっていきたいと思います。
もちろん、積極的に活動してくれる人たちがいるから、
こんな呑気な態度でいられるのですが。

ご興味のある方は、
「浜松湖西豊橋道路を考える会」のホームページを覗いてください。


来週も水曜日か木曜日に更新する予定です。
また見に来てください。
私もみなさんのページを訪ね、楽しみたいと思います。


◆◆◆  ◇◇◇  ◆◆◆  ◇◇◇



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