見出し画像

アーユルヴェーダ・リトリート in スリランカ 11

翌日は施術開始後4日め、スリランカ滞在最終日で、私たちはこの日の夜の成田行きに乗って、帰国する予定になっていた。

この日も朝、私はヨガクラスに参加した。
ところがここで、なぜ前日の夕食がバイキングであったかが判明する。
確かにヨガ講師はこの日、グループがレッスンに参加すると言っていたし、レッスンがスタートした時点ですでに10人くらいの受講者がいた。遅れてきた黒人女性を含めて10人強だ。
ところがレッスン開始後20分くらいしたところで、欧米系の女性が大勢やってきた。たぶんフランス系の人ではないかと思う。彼女たちは、講師が促したこともあって、堂々とクラスに途中参加していた。結果、参加者は20人くらいになった。
講師がグループが来ると言っていたのはこのことで、そして前夜の食事がバイキングだったのも、おそらくこれが原因だ。人数が多い時はバイキングになると書いてあったのをどこかで見た。こうして、最終日のヨガは、ずいぶん盛況な中での受講となった。

ここで毎朝ヨガを行った

そんなわけで、この日の朝食もバイキングだった。しかし夫は、この日はちゃんと、節制して少なめに食べていた。
朝食が終わると9時から施術で、いつもは先にやるドクターのコンサルテーションは、この日は施術のあとだった。
この日の施術はボディマッサージと、ハーブボールによるピンダスウェダだった。私が行ったら、担当スタッフがベッドに、お別れの花飾りをしてくれていた。そして施術が終わったあとには花束をくれた。思いがけないことだったので、とても嬉しかった。

お別れの花飾り


花束をプレゼントしてくれた

施術を終えてコンサルテーションに行くと、診断書が手渡された。私の体質、生活上の注意事項、食べたほうがよいもの、逆に避けたほうがよいものなどがレポートにまとめられている。インドでアーユルヴェーダを受けた時に聞いたような内容が、ここでは最終日に手渡しされるのだった。英語で書かれており、後で読むようにと言われた。

そして、この日は帰国が夜のフライトなので、午後4時まで部屋を使ってよいと言われる。ありがたい。
そこで私のセンサーが動いた。ん? 4時まで自由時間?
この日、お昼は付いていたが、午後のトリートメントはなかった。だとすると、これまでトリートメントを優先して諦めた、半日観光ツアーに参加できるのでは??

ここでの滞在は結果的に素晴らしいものだったし、とてもリラックスできた。部屋に日本語の案内はあるし、トイレにはウォッシュレットさえ付いていた。人生でこんなにまとめてトリートメントを受けたことは一度だってないし、体調も整った。
とはいえ、スリランカまで来ているというのに、全くどこも観光せずに帰るのは、いくらなんでも残念な気がした。施設で4時までのんびり過ごすというのも、それはそれで素晴らしい過ごし方だと思うが、ついに観光に参加するチャンスがやってきたのではないか? 私はフロントに行って尋ねてみることにした。(12に続く)

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?