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永戸鉄也+ヨルシカ「太陽」のイベントについて考えたこと

11/15に発表のあったアート展示イベント。
ヨルシカが芸術という分野において、文学、音楽、美術と複数の掛け合わせで、もはや芸術音楽家と呼びたいほどの凄みを増してきた。
幻燈では、音楽画集という新しい分野での取り組みにより反響を呼んだ。
今後の芸術としての魅力を発するヨルシカに注目したい。

そんな中、11/15に永戸鉄也+ヨルシカ「太陽」のアート展示イベントの発表があった。
なんと入場料は無料。
すごすぎる。
今回はそんな発表に伴い出された意味深な図についてみていきたい。


ヨルシカの公式サイトより

ここで、考察に先立ち観点として下記が重要なヒントとなると考えた。

  • ケプラーの法則。宇宙の真理を表した美しい法則について。

  • 烏の羽と蝶々について。

  • 「アポリア」と「太陽」について。月と太陽の暗示について

  • 「盗作」との関係

  • 太陽の文字がなぜかおかしいことについて

  • その他

ケプラーの法則について

ケプラーの第二法則。これは、高校物理において学習する重要な法則の1つ。
宇宙の美しい法則である。
簡潔に書くと、楕円形というものは焦点が2つある。
そして、太陽と地球の関係について。
実は地球の公転は、円形ではなく楕円形を描いている。
そして、地球から見た時、太陽は楕円形の1つの焦点位置に属する。
ここまでが、地球と太陽の関係だ。

ここで先ほどの楕円形のみに注目してみたい。

ケプラーの第二法則では、楕円形の1つの焦点を中心として運動する時に描かれる楕円面積については常に一定になる。というのが法則である。

つまり、上図の場合、sunの位置をOとすると、△OAB=△OCD(正確には三角形ではないです。)という関係が成り立つ。
これは、あくまで太陽と地球の関係を表した図であると想像がつく。
では、なぜ色塗りしたのか?
ここが、結構面白いと個人的に思っている。
アート展示イベントの発表出てたコメントから引用する。n-bunaさんからの引用。

そんな永戸鉄也という人と、一つの同じテーマを共有して、音楽とグラフィックという二つの異なる創作を行ったとき、僕たちの間にどういう差異を見ることが出来るだろうというのが「太陽」の出発点だった。

n-bunaさんコメント

上記のコメント。
ケプラーの法則から全く同じに見えない図でも、面積は同じである。という法則に無関係なことはないだろう。
つまり、永戸鉄也さんの描く絵というものとヨルシカとして奏でる音楽は全く異なるものであるが、「太陽」という同じものを描いている
こういうことを表現したかったのではないだろうか?
その裏付けになるかは微妙だが、ABの側に立つ鉄也さんの名前とCD側に立つヨルシカのアイコン。
ここが暗示されているように感じられる。
異なる作品(図の見え方)ではあるが、同じものを描いている(ケプラーの法則による楕円面積)ということを表していると想像した。

次に考えたいのが、烏の羽と蝶々について。

カラスと蝶には?

ここで出てくるのが烏の羽と思われるものと蝶々の絵。

烏の羽?
蝶々

烏には調べると意味が幾つかある。
その一つに太陽、そのものを表すようだ。
また、死の象徴としても使われる。

一方、蝶について。
成長や復活。そして、不滅という意味もあるようだ。
死↔︎不死と言った対峙であったり、死→復活の輪廻であったりと想像が膨らむ。
しかし、この図の地球の公転軌道の方向から推測するに、死→復活という考えが近しいように思う。

おそらく、何かのバトンが渡されるイメージなのではないだろうか?
突如として発表された永戸さんの展示会。
それが終了(死)として終わりを迎えた頃、ヨルシカの何かしらの形に変わる(復活)というような。
永戸さんの展示会が11/27〜12/1と期間も少し変則的なのが気になるところだ。
おそらくだが、展示会終了後に何かしらの発表があるんだろうと想像。いや、期待している。

アポリアと太陽について。月と太陽の暗示?

また、ここで一つ立ち止まって考えたいことがある。
それは、地動説についてのアニメ「チ。」のエンディングソングとして使われている「アポリア」と今回の新曲「太陽」について。
ここまで記載してきた中で地球の運動を表したような楕円形の作画であったりと宇宙に関する話題は触れられている。
そんな中、アニメ「チ。」のエンディングに「アポリア」が使われているのは偶然なのか?
アポリアは宇宙を表したような旋律で、不規則ながらも一定のリズムを刻む音楽。
まるで、宇宙の法則を音楽に当てはめたような楽曲である。

そんなアポリアの歌詞やMVには月の表現が多彩だ。
また、アポリアのMVではグライダーに乗って空を旅する女性が描かれている。
まるで、羽を有した人間が月に見間違えた気球に向かう様子などが描かれている。
そして、月と対峙される太陽。
ヨルシカの新曲「太陽」では、陽の光を蝶の羽に見立て描かれている。
つまり、絵に描かれた羽と蝶はこれら2曲の対峙をも表しているのではないだろうか?
そんな気さえする。
宇宙をテーマにした「チ。」と「アポリア」と「太陽」。
不思議な関係がありそうだ。

また、アポリアの言葉の意味は「解決の糸口を見出せない難問」。
ふむふむ。なるほど。
悶々とする様子が読み取れる。
そんな中、晴れない気持ちを晴れさせようとしたのはなんだったか?
そうだ、「盗作」して音楽を作った人がいた。
これが盗作につながるのではないか?
先ほどの死→復活のもう1つの暗示の可能性はこの「盗作」についての匂わせにもなっている?

「盗作」について

ここで、以前のヨルシカのライブ「盗作」の画像をお出ししたい。

お気づきだろうが、画面左側に烏の羽が描かれている。
何か繋がる気がするのは奇遇だろうか?
過去に終了した「盗作」のライブ(烏の羽)が時を経て、再演される(蝶)。そんなイメージにも近い。
そんな期待も込めたい。

太陽、Sunの文字がおかしいことについて

最後に太陽やSunがなぜが反転している点。

正直、この点については謎が多い。
この点については、考察はできなかったので、事実のみの記載をすることお許しいただきたい。
Sunは上下対称?
太陽は左右対称?

ここで、紙の印刷を2枚準備してみた。
そして、重ね合わせてみる。
まずは、紙の四隅を合わせたパターン。

見にくいことはお許しいただきたい.

すると、以下のような点が確認できる。

  • Sunの字と重なる陽の字。

  • 烏の羽(太陽)がSunと重なる。

  • 蝶がSunに向かう様子。

  • 太とsunの位置が重なる。

  • 地球の軌道に蝶が重なる。

  • 太陽系に似たような別の系統を表している?

  • ヨルシカのアイコンとTETSUYA NAGATOが重なる。コラボ?

などである。
永戸鉄也さん、ヨルシカ、太陽、烏の羽など今回のテーマの重要なものが1つの場所に集まる。
そして、「太陽」の壮大さを複数の要素の掛け合わせで表現しているようにも思える。

次に楕円の軌道を合わせてみたい。

ここで確認できる点も先ほどのものとは変わりそうにはない。
ふーむ。解せない。
ぜひお分かりになったら、コメント欄で教えて欲しい。

その他

ここでは、あと気になる点を出してみる。
先ほどの楕円を重ねた時の図で、一つ目が地球の位置。
地球から見た時「太陽」の文字やSunの文字が丁度逆さまになっている。

もう1点。蝶の出てくるヨルシカの他の曲などについて。
それは、「テレパス」。
テレパスのMVは確か、「月面」の中で愛を探すような作品。
月は地球に対して同じ面しか向いていないということはよく知られていること。
1点目と2点目を重ねた時に、再び月の話が出てきそうな気もする。が解せない。
ここもぜひみなさんと考察していきたい。
気になる点などはぜひコメント欄に残してください。

長々とありがとうございました🙇

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