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小1の壁について悩んでいたら、自分のキャリアを考えることになった

うちの娘は現在4歳、保育園年中さんだ。

私には娘のことで気に病んでくることがある。

それは、「小1の壁問題」だ。

娘は1歳のときに入園した保育園にずっと通っている。実は3歳クラスのときに引っ越したが、市内の引越しだったため転園はしなかった。引っ越しの後すぐに下の子が産まれる予定だったこともあり、ここで転園までしたら娘にとって負担が大きいと思ったからだ。

とはいえ、保育園が遠くなった分送迎は大変になった。自転車で15分、車でも15分…。信号が多く渋滞が酷い道なので、車を使っても大して時短にならないのだ。決して通えない距離ではないが、実際にやってみると結構しんどかった。

4歳クラスに進級する際に、近くの保育園にダメ元で転園申請したが…定員オーバーのためNGだった。3歳クラスならギリギリ空いていたかもしれないが、4歳クラスはどこの保育園もパツパツなのだ。

…こうして、娘は転園せずに同じ保育園に通い続けている。きょうだいで園が別れるのは嫌なので、下の子も同じ保育園に入園させた。

送迎に時間がかかるのは、もう気にしないことにした。しかし、家から遠い保育園に通うことで発生する悩みのタネがもう1つある。

クラスに同じ小学校に通う子がいない

ということだ。

同じクラスのお友達は保育園の近くに住んでいる子がほとんどなので、娘だけ学区が違うのだ。

当然ながら、保育園と小学校はまるで違う。親の送迎はなくなるし、勉強は始まるし…環境の変化に戸惑う子が多いだろう。そんなとき、保育園のお友達の存在は心の支えになると思う。でも、娘にはその存在がいない。

娘は環境の変化に敏感で慣れるのに時間がかかるタイプだ。現に、年少から年中に進級した今年の4月は行き渋る日が多かった。

娘は小学校に馴染めるだろうか?
新しいお友達を作れるだろうか?
3歳クラスのうちに最寄りの保育園に転園させておけばよかったかも…
娘に悪いことをしたな…


私の中でこうした不安や後悔の気持ちがあり、頭の隅っこにこびりついている。娘はなんだかんだお友達をつくって楽しく学校生活を送るだろうと思いつつも、不安な気持ちはずっとつきまとう。


もし、娘が小学校に馴染めず不登校になったら…、私はどんなサポートをしたらいいのだろう?
私の仕事の都合的には、毎日決まった時間に登校してほしい。でも、娘にはそんなことを気にせず、自分のペースで学校生活を送ってほしい。私に気を遣わないでほしい。私も娘も心穏やかに過ごせるような働き方をしたい…。でもそんなことできるのか?


こうして自分の気持ちをつらつらと書いていると、あることに気づいた。

まとめると、私の中の課題はこの2つ。

娘が小学校に馴染めるか
②娘が小学生になったとき、私はどんな働き方をするのか

②は娘の問題なので、結局のところ、私が気を病んだところで仕方ない。
実際に入学したときに娘が何かに困っていたらサポートできるだろうが、今は何もできることがない。強いて言えば、小学校は楽しいところだと娘にポジティブキャンペーンをすることぐらいだろうか。
仮に娘が馴染めなかったとしても、それは悪いことではないはずだ。最悪なのは、娘に合わない生活を押し付けることだ。
「同じ保育園出身の子がいれば…」と後悔する羽目になったとしても、それはそれでいい。後悔ゼロで生きてる人なんていないし、後悔は教訓に変えればいいだけの話だ。


逆に、①は私の問題だ。
娘が学校に馴染んでも馴染まなくても、保育園児の今とは生活スタイルが大きく変わる。であれば、私の生活スタイルも合わせていく必要がある。具体的にどんな働き方がベストかはそのときになってみないと分からない。でも、②と違って今からできることはたくさんあるはずだ。

それは、選択肢を増やしておくことだと思う。

今の部署にとどまるのか、異動するのか、はたまた転職するのか、いったん家庭に入るのか…

それぞれについて検討しておけば、いざという時に焦らなくて済む。それに、自分のキャリアについて考える良い機会になるだろう。

私の中で、「何をするか」はさほど重要ではない。今のシステム開発の仕事だって、やりたくて志願したわけではなく、会社都合で配属されたからやっているに過ぎない。特別思い入れはないけど、嫌いではないのでやっている…という感じだ。

私の中でより重要なのは「どうやってするか」だ。プライベートに合わせて働く場所や時間を調整できることが第一だ。また、段取りを組んだり、情報をまとめたりするのが好きなので、何かを管理する仕事が性に合っている気がする。でも、システム開発以外でも管理作業はごまんとあるはずだ。

もし今の会社での働き方に限界を感じたら、転職を考えるかもしれない。
そのときに選択肢を広げられるように、仕事の幅を広げる意識を持っておこうと思う。同じ部署の中でも、経験したことのない業務は多々ある。自分の意思で業務を選べるときに、より未知なものが多い方を選ぼうと思う。もし、異動の話が来たら勢いで乗ってみるのもアリだろう。

「小学校が同じお友達がいない~~」と悩んでいたかと思ったら、図らずも自分のキャリアについて考えることになった。

悩みというのは面白い。仕事と育児…別カテゴリに見えるが、「私」という共通のリソースを使って行っていること。カテゴリを取っ払って、「私の悩み」という大きな視点で考えてみるといいのかもしれない。









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