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山口尚。哲学者の幾人かが自由意志や責任や主体の存在を否定し切らない理由のひとつについて――小坂井敏晶の『責任という虚構』(ちくま学芸文庫、2020年)のひとつの指摘への手短な批判
(山口尚さんは、2024年1月いっぱいで、noteの記事を全部消してしまいました。多くの人に読まれて、一区切りがついたからそうです。そのさい、山口尚さんは、記事を保存したい人は、保存しておいてくださいと書いていたのですが、私は、これしか、保存してませんでした。コメント欄全文も付記しています。) 山口尚 2021年3月24日 17:22 小坂井敏晶の『責任という虚構』(ちくま学芸文庫、2020年)は、規範の存在を前提した探求姿勢である「規範論」と規範の存在を前提せず純粋の社