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冬至
天地初めて発けし時、高天原に成れる神の名は、天之御中主神
日本最古の書物である「古事記」の冒頭。
このアメノムスヒノカミ(源)から始まり、たくさんの神が登場するが、初めて天地開闢の任務を与えられた神がイザナギ命とイザナミ命。
混沌としたカオスな世界から
多くの島を産み、日本列島が誕生する。
続けて海、山、空、大地といった自然界を司る神々が産まれる。
これが日本の始まり。
日本を象徴する五季の風景
その原点は「古事記」にあると言われている。
イザナミ命は火の神カヅツチを生んだことで致命傷を負い黄泉の国へ。
二柱は離れ離れとなり、その後イザナギ命から生まれた三柱がアマテラス、ツクヨミ、スサノオである。
アマテラスは太陽 高天ヶ原を
ツクヨミは月 夜の世界を
スサノオは力(ちから) 海原を
それぞれ統治するよう命じられる。
そして「陰陽説」は、イザナギの「陽」、イザナミの「陰」からきているとも。
天の岩戸伝説
スサノオの乱暴な行いに傷付いたアマテラスは、天の岩戸に身を隠してしまうのだが、
この、太陽を失った真っ暗な世界を「日食」や「冬至」という説がある。
「一陽来復」とは冬至を意味し、悪い事が続いた後で幸運に向かう事、陰気が極まった後に冬至を境に陽気に向かう事を意味し、陰暦10月は坤卦、11月は復卦に当たり、陰ばかりの中に陽が戻ることになり、復卦とは冬至の事である。
冬至とは「日短きこと」。
陰極まって、この世の万物が衰え死に
「一陽来復」によって再び蘇る。
アマテラスが天の岩戸から出たことで、再び陽光は取り戻された。
わたしでいうと、この時期と節分には必ずと言っていいほど体調をくずす(熱、お腹のデトックス)。
今年は断捨離のお陰か無事だった。
「古事記」はタイトル通りの「ふることふみ」だが、知らず知らず現代のわたしたちの生活にもまだ息づいているし、このサイクルの中で生かされてると感じる。
冬至の予定・・・衣類の断捨離
ゆず湯につかる
祈る