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かぞかぞ。第4話。夢を叶えるワクワクをくれた人⭐️

「夢ちゃう。そんなん。すぐ叶えたる。」
第4話の初めの場面で、パパがママに言った言葉。
大きな車を買って、家族皆んなで色んなところに出かけるという夢を語り合った時、「最高の夢やな。それ。」と言ったママにパパが言った言葉。
そして、実際の岸田奈美さんのパパも、その言葉を何度も言っていたと、母の岸田ひろ実さんは書かれています。今でもこの言葉は確実に生きている。
たくさんちゃんとしっかり叶っているのだと。
そういうことなんだなと、とても納得しました。

第4話で、ママは人を癒すという夢を叶える仕事を見つけます。そして、七実が社会に一歩踏み出しました。それはママが楽しいと思える世の中を作りたいという強い気持ちが導いた運命。
奇跡のようなことが起こるわけでもなく、厳しい現実に、打ちのめされることもあります。でも、自分の信じることに強い心で挑戦すること、誠実に現実に向き合うことは、七実も草太も、パパの夢を叶える姿勢や、パパとママの生き方から、知らないうちに学んだことなんだなと思いました。

そして、この家族がいつも明るい光に包まれて、
笑って笑わせて、クルクル楽しく動いているのは、泣いても悩んでも、ちゃんと立ち上がるのは、
亡くなったパパがずっと、一人一人の胸の中にいるからなのだと思いました。

包容力があって、男気があって、何よりも家族を心から大切に思っている眩しい太陽みたいなパパ。
錦戸亮さんが、愛情たっぷりで力強いのに、どこか儚さを漂わせるパパをとても魅力的に印象づけてくれています。このパパの強い信念が、ずっと家族の原動力になっている。存在とは、そういうことなんだなと思いました。

そして、美保純さん演じる温かいおばあちゃんの、おばあちゃんではない、ひとみさんのお母さんとしての姿もいつも印象的です。
ちょっとした目線や、仕草に、お母さんとしての愛が溢れています。飄々としていても、素っ気なくても、大切な娘を心配したり、元気づけようとしたりしている気持ちが、きちんとそこにあって、それをひとみさんもわかっている。この母娘関係も、私はとても好きです。

パパや、おばあちゃんの胸の内、二人の歴史も、この先の回で、じっくり見させていただくのが楽しみです。

家族だからこその面倒くささや、鬱陶しさや、追い詰められるような苦しさも、あるけれど、それだからこそ、動ける、笑える、頑張れるという力があって、それが世の中を回してくれているのですね。
もうこの世にいない人が、撒いてくれた種が今、花を咲かせたり、実をつけたりして、繋がっているということでもあるのでしょう。

偶然ですが、世の中がお盆休みのこの時に、この第4話が見れたことに、何か優しいご縁のようなものを感じてしまいました。🍉


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