強くて脆い、君に。
古い傷を新しい傷で埋めようとすることは紛れもなく浅はかなのですけど、
そうしてじゅくじゅくと膿むような得体のしれない異物感が私をなんとか人間たらしめてるような気すらするのでした。
意味をもたないようなものに意味をもたせようと一生懸命になったりして。
一時のつまらない感情を大事に思ったりするのです。或いは私が私に害したものを許せない激情に一先ず安心することもあるように。
結構人によっては辛いことでも自分はなんだか平気だなぁって思いつつも、なんとなく人並みに傷付くような事もあってなんだか良くわからないのもまた私だったりするんでしょうね。
単純な後悔のない人生ってそんなに楽しいものでしょうか?満たされすぎてることは満たされてないのと一緒なのではないのでしょうか?
確かに後悔のない、そういうものに憧れてきました。実際のところ叶わなかった事ばかりです。
そういう後悔の全てが次はああしようこうしようなんて原動力になりうるんじゃないでしょうか?
──考えたのですが、人は機械的であり植物的であり或いは生身です。
生き物を生き物たらしめる気持ち悪さって自分を現実が犯しうるような侵されうるような恐怖を受け入れてしまうことにあるんでしょうね。
そうやって侵害された自分を受け入れ難いような自身の弱さを認めたくないから自分の身体を自分という異物感を排除するかのように時に女性的である私を自分を時折傷付けたくなってしまうんでしょう。
なんとなく、ぐちゃぐちゃとどろどろと細胞という細胞を侵食して
矛盾していて気持ち悪いそれが人間というものなのではないですか?
人間って気持ち悪いなぁ消えちゃえばとか思いながら存在していたりするのです。
あゝなんだか気持ち悪いなぁと思ったりするものです、血が出て柔くて脆くて不愉快で少し強い。
気持ち悪いのが人間なんじゃないですか?
誰のことを指差す訳でもなく。
次回くらいから、京都旅行記第二弾書きます。
因みに別に筆は進むが悟れません。
というか本当は奈良大阪九州あたりも気になってたんですが、ゆったり順繰りです。
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