ラーメン丼のデザイン
猛暑もなんとか納まり
ラーメンの美味しい季節と
なりました。
先日、今年の6月に食べて以来、
馴染みのラーメン屋さんで
美味しいラーメンを堪能しました。
ところで
いつも気になっているのが
丼に描かれたデザイン。
様々な種類があるのですが
どんな意味があるのかご存知ですか?
まずは、このデザイン!
龍は天帝の使者をあらわし、
「甘露の雨を降らし
五穀を成就せしめる」として
中国では、古くから崇められていた
空想上の動物です。
また、龍は皇帝以外は、
原則的に使用してはならない
紋章なのです。
但し、臣下が使用する場合も
あったので、その場合は、
爪を四つにし、
皇帝のみが五つ爪をもつ龍と
区別したそうです。
つづいて、龍の他にも
使われているこのデザイン
「喜」の字を二つ並べて
デザインしたこの字は、
新郎新婦が並んで
喜んでいる姿を文字にした、
結婚を祝う
『双喜文(そうきもん)』という
デザイン。
本来は結婚式の時のみに
使われるおめでたい漢字なのです。
つづいては
いちばんよく見かけるこのデザイン。
ラーメン丼のトレードマークと
言ってもいい
四角い渦巻き模様の名前は
『雷紋』。
字の如く中国で自然界の驚異の
象徴である雷をかたどった
伝統のデザイン。
古くは中国の殷や周の時代の
青銅器に多くみられました。
最後はこのデザイン。
古代中国において、最も高貴で、
幸運を招く空想上の鳥『鳳凰』。
「鳳」が雄で、皇帝の紋章とされ、
「凰」が雌で、皇后の紋章と
されています。
最後に、こんな雑学を・・・
一般的に年越しを迎えるにあたり
いただくのは「年越しそば」ですが、
飛騨地方ではそばではなく
「ラーメン」を食べる習慣が
あります。
この地方で「そば」といえば
ラーメンのことを指し、
通常のそばは「日本そば」と呼ばれています。
除夜の鐘が鳴り終わるや否や、
大勢の人が次から次へと
街へくりだし、
ラーメン店に向かうそうです。