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2024年アニメ映画評

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自前の2024年アニメ映画感想文。
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記事一覧

2024年アニメ映画評54・「ライオンキング:ムファサ」

 超実写版という謎の煽り文句が付けられた、フルCG作品。こちらもディズニー・ブランドだが、…

糸賀寛
6日前
8

2024年アニメ映画評53・「モアナと伝説の海2」

 12月最初の映画はディズニーの新作で、2016年「モアナと伝説の海」の続篇。ディズニーは二作…

糸賀寛
8日前
8

2024年アニメ映画評52・「風都探偵 仮面ライダースカルの肖像」

 11月のラストを飾る映画。テレビアニメ「風都探偵」の続篇だが、時系列的には過去に当たる。…

糸賀寛
2週間前
7

2024年アニメ映画評51・「ロボット・ドリームズ」

 11月最初の映画だが、この月は新作アニメーションが二本しかないため、もう折り返しである。…

糸賀寛
2週間前
14

2024年アニメ映画評50・「がんばっていきまっしょい」

 10月ラストは愛媛が舞台のボート映画で、敷村良子の同名小説が原作。原作を読んで行こうと思…

糸賀寛
3週間前
13

2024年アニメ映画評49・「ふれる」

 長井龍雪監督・岡田麿里脚本のオリジナル映画。このタッグは「あの日見た花の名前を僕達はま…

糸賀寛
3週間前
9

2024年アニメ映画評48・「劇場版「オーバーロード」聖王国編」

 異世界転生アニメの映画化。テレビアニメは2015年から四期に渡って放送され、本作はその直接の続篇。なんでも原作は完結間近らしいが、五期は果たしてやるのかどうか。シリーズの中では本作が一番面白い。6点くらい。  「オーバーロード」シリーズは、MMORPG廃人の鈴木悟がひょんなことからゲーム内キャラクター・アインズの姿と能力を保持したまま異世界転移し、彼と一緒に転移して自我を持つようになったNPCと共に異世界を侵略する筋立てである。ポストコロニアリズム批評が好きそうなネタだが、

2024年アニメ映画評47・「トランスフォーマー/ONE」

 10月最初の映画は「トランスフォーマー」シリーズの新作。映像は結構いいんだが、話は凡庸。…

糸賀寛
3週間前
4

2024年アニメ映画評46・「きみの色」

 山田尚子の新作映画で、今年一番の作品。9点。観た時既にこれがトップだろうと思っていたが…

糸賀寛
3週間前
10

2024年アニメ映画評45・「映画 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 …

 ラブライブ三作目の映画化。とは言え、映画ゆえのスペシャル感はなく(別の意味でスペシャル…

糸賀寛
1か月前
11

2024年アニメ映画評44・「映画 ギヴン 海へ」

 2月に上映した「ギヴン」の後編で、いよいよ完結。前編よりは面白かったかな、って感じで6点…

糸賀寛
1か月前
9

2024年アニメ映画評43・「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ♡ゲームの世…

 毎年恒例のプリキュア映画。今年は犬が変身するという変わり種で、今までにない趣向である。…

糸賀寛
1か月前
6

2024年アニメ映画評42・「ゼーガペインSTA」

 9月一発目は巨大ロボットアニメ映画で、「ガンダムSEED」同様、TVシリーズが終わってから随…

糸賀寛
1か月前
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2024年アニメ映画評41・「インサイドヘッド2」

 2015年公開「インサイドヘッド」の続篇。結構良く、子供向けの中では「アンパンマン」や「モアナ」と並び、今年の御三家と言えるか。7点。なお、コナンは大人向けでカウントしてます。  「インサイドヘッド」は感情を擬人化し、彼らが巻き起こす脳内ドラマを描いた作品で、類似作に「脳内ポイズンベリー」がある。後者の方が古いが、参考にしたかは微妙なところ。「脳内ポイズンベリー」の場合は主人公のドラマに感情が追随するが、「インサイドヘッド」は感情の方が主であるように描かれる。人間の生理現象