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モノを食べる感覚では感謝できない

肥満傾向はいろいろな病気のリスクが高まると言って、
「メタボには気を付けましょう」とか「動物性脂肪の摂り過ぎには
注意しましょう」と言われるようになってきました。
健康を気遣い、食べ物を選ぶことはとても大事なことですが、
ビックリするような生活をしている人がいるそうです。

毎日1リットルの牛乳をがぶがぶ飲んでいる人。
ご飯も食べずに朝から晩まで生野菜を食べている人。
ビタミン剤を欠かさず飲んでいる人。
どうしてそんな食生活をしているのか聞くと
「牛乳はカルシウムが多く、背も伸びるというから・・・」
「生野菜はビタミン豊富で美容と健康にいいと聞いた」
「野菜は好きじゃないから足りない栄養素はビタミン剤で補給している」
と言います。

日本は今でこそ飽食の時代を迎え、「モノを粗末にしてはいけない」
「もったいない」という教えは、あまり聞かなくなってきましたが、
皆さんには今一度、食事の尊さを思い出していただきたいのです。

昔の日本では、魚の骨でも、油で揚げて骨せんべいにして
バリバリと食べていました。
これはケチだから捨てないのではなく、
命にありがとうの心がさせていたのです。
モノを粗末にしてはいけないという感謝の心があったからです。



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