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学校では教えない「お金の学問」
資本主義の現代社会を生きる上で欠かせないのが「お金」です。
日本では、資産を1億円以上所有しているお金持ちが約2%存在すると
言いますが、残りの約98%のうち、大半の人はお金の返済と共に
人生を歩んでいるのではないでしょうか?
代表的なお金の返済は家と車です。
車(オートローン)は最大でも7年で返済から解放されるので
まだマシですが、住宅ローンは最大35年です。
「自分の周りの人も家建ててるし、家賃を払う感覚で35年後に
自分のものになるなら、家建てた方がお得だよね」と思っている方・・・・
35年間は人生の約半分ですよ、色々なことがあると思いますが、
本当に大丈夫なんでしょうか?
今回は、皆様の金融リテラシー向上のため、
「本当の自由を手に入れるお金の大学」
という本について解説します。
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いま世界中の先進国を、ある不安が襲っていることをご存じでしょうか?
それは、死ぬまで永遠に働き続けなければならないという恐怖です。
今はどんどん人間の寿命が延びていて、2007年生まれの二人に一人は
100歳まで生きると言われています。
生きている限りお金は必要なものですから、死ぬまで労働しなくても
いいように「お金にまつわる5つの力を育てて、経済的自由を
達成しましょう」というのが、この本の提案なのですが、
まず初めに厳しいことを申し上げます。
お金なくして自由なし!
これが資本主義社会のリアルです。
きれいごとなんていりません、お金がないと自由が無いのです。
多くの人が自由になれないのは、単純にお金が無いからです。
そして、お金がない原因は、お金についてこれまで
真剣に学んでこなかったからです。
多くの人が夢見るのは、十分な資産を持って働かずにリタイアして、
のんびり暮らすことでしょう。
その状態は一般的に、『経済的自由を手に入れた』といいます。
収入には2種類あることを知っていますか?
1.労働所得(給与・事業)⇒
自分が働くことによって得られる収入
2.資産所得(配当・利子・不動産)⇒
資産を働かせることによって得られる収入
経済的自由を手に入れるには、資産所得を増やしていかなければ
なりません。
労働所得は、当たり前のことですが、自分が働けなくなったら
収入は0円です。
資産所得とは、自分が働かなくても毎月お金を生んでくれるものです。
そして、資産所得が生活費を上回ったとき、経済的自由を
達成できるのです。
経済的自由を達成するために、お金にまつわる5つの力を育てましょう。
1.貯める力(支出を減らす力)
2.稼ぐ力(収入を増やす力)
3.増やす力(資産を増やす力)
4.守る力(資産を減らさない力)
5.使う力(人生を豊かにするためにお金を使う力)
大切なのは1~3ですので、順に見ていきましょう。
1.貯める力
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「生活の満足度を下げずに、いかに支出を減らすか」というのが
貯める力です。
貯める力をつけることが、経済的自由を達成するための最初の一歩と
なりますが、これができないと話が先に進みません。
貯める力を身につけるために大事な考え方は2つです。
・1回の支出より固定費を見直す。
・金額が大きな支出から見直す。
ここで、できれば減らしたい固定費を申し上げます。
1.税金
2.通信費
3.保険
4.家
5.車
貯める力を身につけるとは即ち、5つの固定費を削減することです。
1.税金
お金を減らさないようにするためには、節税をしなければいけません。
サラリーマンの場合は【給与-控除=課税所得】となりますから、
課税所得が多ければ多いほど税金をたくさん支払わなければなりません。
そのため、できるだけ控除の金額を増やし、課税所得を
減らしたいのですが、サラリーマンのできる控除は医療費控除、
扶養控除、ふるさと納税の3つくらいしかありません。
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