貯め続ける老後不安という呪縛
今回は、経済コラムニストである大江英樹さんの著書
「90歳までに使い切る お金の賢い減らし方」
という本の内容を紹介します。
お金は、全ての人が生きていく上で必要なものですが、
そのお金を賢く減らすという変わった切り口の本です。
世の中には本当にたくさんのお金に関する本が存在しますが、
その種類は基本的に2つしかありません。
1つは、お金の増やし方に関する本です。
多くの人が、何とかしてお金を増やしたいと思っている訳ですから、
お金の増やし方に関する本が多いのは当たり前かもしれません。
そしてもう一つは、アンチお金主義と言うべきタイプの本で、
「お金が一番大切なものじゃないんだよ」とか、
「拝金主義なんて止めようよ」という感じの本です。
実は、お金至上主義も、アンチお金主義も、お金の呪縛に
囚われているという点では同じです。
お金を中心に私たちの人生を考えているから、お金の呪縛に囚われて
いるのですが、大切なのはお金自体(紙幣、貨幣)ではなく、
モノやサービスであり、それを提供してくれる人なのです。
今回の内容を通して、お金に対する不安を払拭していきましょう。
老後不安という物語
お金は使って初めて価値があるので、大切なものを犠牲にしてまで
ひたすら溜め込んでいる人は、お金から最大限の価値を
引き出せていません。
お金の本質を理解して、価値あるお金の使い方をするために、
私たちが考えなければならない重要な事実があります。
それは、「多くの日本人が、死ぬ時に最もたくさんお金を持っている」
ということです。
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