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クスリに殺されない47の心得

今回は、近藤誠先生の著書「クスリに殺されない47の心得」
という本の内容を紹介します。
薬で頭痛や風邪が治ると思っている人には受け入れがたい内容かも
しれませんが、現役の医師が「長生きするためには薬を飲まず、
医者に近づかず、検診も人間ドックも受けるな」と言っているのです。

氏によれば、薬が必要なケースはたった2つだけと言っています。
①心筋梗塞などの命にかかわる症状がある場合
②薬を飲めば、飲む前よりも明らかに健康状態が改善している場合

ですから、風邪薬や抗がん剤、自覚症状もないのに検査で異常と言われて
飲まされている薬などは、今すぐやめるべきだそうです。
確かに、薬剤師である宇多川久美子先生の著書でも、「薬剤師になるために
薬学部に入学して、真っ先に教わるのは『薬は体にとっての異物であり、
毒である』ということです」と書いていました。

ですから、皆さんが体調不良で病院へ行き、処方してくれた薬はありがたく
飲んでいるかもしれませんが、それは毒を飲んで健康を回復しようと
している行為です。
薬は肝臓や腎臓に負担を掛けていますから、出来るだけ
飲まない方がいいのです。

いちいち詳しく説明したりしませんが、医師も体に悪いと分かったうえで
患者に飲ませているのですから、患者には飲ませても
自分(医師)は絶対に飲まない薬が普通に流通しています。

近藤先生は、「もっと自分の体を信じてあげてください」
切に訴えています。





クスリを飲むのは命がけ

かつて日本薬剤師会の会長が退任を前に、「患者よ、薬を捨てなさい」
「病気は薬でつくられる、特効薬の発売でうつ病患者が2倍になった」
メディアに激白していました。
薬の専門家たちはこうやって、自分は飲まない毒を何食わぬ顔で
患者に飲ませ、その利益によって生活しているのです。



しかも、薬の毒は強力です。
僕が在籍した慶応大学病院には、「毒薬」「劇薬」指定の薬が
4,000種類もありました。
毒薬とは、哺乳類に注射すると体重1kgに対して20mg以下で
5割以上が死んでしまう薬のことを言いますが、抗がん剤の殆どは
毒薬指定ですから、健康な人でも投与し続けると
正常細胞がどんどん死滅し、半数以上は死んでしまいます。

元気だった人が抗がん剤治療を始めた途端に急死したというのは、
皆さんも一度くらいは聞いたことがあるかもしれません。
芸能リポーターの梨本勝さんが肺がんで入院した当初、病室で1日に何本も
取材を受けるほど元気でしたが、治療が始まるとみるみるやつれていき、
3回目の抗がん剤治療が始まってすぐに亡くなっています。

それは、治療開始からわずか2か月後の出来事です。



毒をもって毒を制する?いいえ、抗がん剤で一時的にガンが縮んでも
またすぐに大きくなるし、一緒に正常細胞も死滅しているので
延命には絶対繋がりません。
つらい副作用と、命を縮める効果しかありません。

ほかの薬も9割以上は見かけの数値や症状をごまかすだけで、
必ず副作用があって、体に備わっている自然治癒力を弱らせます。
高血圧、高コレステロールを薬で下げると、
脳梗塞やうつ、ボケを招きます。
血糖値を薬で下げると意識を失って倒れたり、急死する危険性もあります。
脳に働く精神安定剤、抗うつ薬、睡眠薬などの向精神薬は心をむしばみ、
依存症になってしまいます。
「ボケを予防する」「進行を遅らせる」と謳っている薬の効果は
証明されていないのに副作用はひどくて、幻覚や錯乱などのせん妄、
心不全、嘔吐、失神など、どう考えても飲むべきではありません。

ビタミン剤で病気は防げず、過剰なベータカロテンは
発がんリスクを高めます。
市販の風邪薬や鼻炎薬でも、確率は低いですが
スティーブンス・ジョンソン症候群で失明したり、死ぬこともあります。

ですから、むやみに薬を飲むのは「命がけ」なのです。





血糖値を薬で下げることの死亡リスク

糖尿病は、体を動かすエネルギーになる筈のブドウ糖が
血液中に溢れていて、各細胞に行き届かなくなる病気です。
脳梗塞や感染症のリスクを高め、発症から十数年で
特有の網膜症、神経障害、腎症も起こりやすくなります。

しかし、迂闊に血糖値を下げる薬を飲むのはもっと恐ろしいのです。
日本糖尿病学会は長い間、厳格な血糖コントロールを推奨してきましたが、
そのせいで多くの患者が命を落としている可能性があります。

血液検査のデータに、「ヘモグロビンA1c」というのがあります。
この数値は、血液中にあるブドウ糖の長期的な平均値が分かり、国際的には
6.5以上で糖尿病のリスクがあると判定されます。
日本糖尿病学会が定めたガイドラインでは7未満が治療目標値で、
薬を飲んで変化がないとインスリンも打たれます。



ところが、世界的に権威ある医学誌「Lancet」に載ったイギリスの
報告では、死亡率が一番低かったのは7~9までの人たちでした。
特に、インスリンで6.5未満に下げると死亡率は80%増になっています。
アメリカで近年行われた血糖コントロール試験では、
薬でヘモグロビンA1cを6未満に下げると命に関わることが
はっきりしたので、途中で試験を打ち切られています。

血糖値を薬で下げることの死亡リスクは、「低血糖発作」のせいです。
脳には酸素とブドウ糖が不可欠なのですが、血糖値が下がると
脳細胞が働かなくなり、冷や汗や動悸などの症状が出ます。
そこでブドウ糖補給が出来ればいいのですが、寝ているときに
発作が起きると、そのまま死んでしまったり、脳死状態になって
しまうこともあります。

また、「アクトス」という2型糖尿病治療薬の発がんリスクのことが、
医者向けの添付文書には載っています。

患者が薬を飲まなくなるような情報は、医者も薬剤師も教えて
くれませんから、ネット検索などで調べるなどして
自分の身を守るしかないのです。





製薬業界からの資金提供という繋がり

日本製薬工業協会メンバーの70社と、その子会社が2012年に
医学界に渡した研究資金の総額は4,827億円です。
同じ年の、国の医療分野に対する研究予算は1,955億円だったことから、
医療を支えているのは国ではなく、製薬会社であることが良く分かります。

研究資金をたっぷり与えてくれる製薬会社は医学界にとっての
神様ですから、大学医学部などの研究チームが作る薬のデータは
全くのデタラメです。

2013年に、ディオバン(降圧剤)の研究データ操作が発覚しました。
製造元は、世界トップ2のノバルティスファーマです。
当時、その社員は身分を偽って4大学の研究に加わり、ディオバンが
脳卒中などをよく抑えるという結論を出しました。
同社はそれをPRに活用して、ディオバンの売り上げは1,000億円を
突破しましたが、そこで血圧データなどが何者かによって
改ざんされていたことが判ったのです。


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