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ドクターイエロー ~撮影旅行よもやま話集~

 世界トップクラスの安全性を誇る日本の新幹線を支えてきた、新幹線のお医者さん『ドクターイエロー』の引退が決まりました。

 運行スケジュール非公開のため、『見ると幸せになれる』と人気の車両でしたね。

 昔の映画、高倉健さんが主演した『幸福の黄色いハンカチ』を連想されるような、イメージですかね~

 今の車両が老朽化していることから、JR東海では2025年1月、JR西日本では2027年以降に走行を終えることになり、後継車両は考えて無いのだそうです。

 JR東海は老朽化などを理由に1月に運行を終える新幹線の検査専用車両『ドクターイエロー』について、ことし6月ごろから名古屋市内の施設で先頭車両を展示すると発表しました。

 そんな『ドクターイエロー』を浜松市にある、東海道新幹線の車両を検査・修繕するJR東海の東海浜松工場で開催されていた『新幹線なるほど発見デー』の日に観に行ったとがあります。

 『新幹線なるほど発見デー』は、JR東海が静岡県浜松市にある浜松工場を会場にした、毎年7月最終週の土・日曜日に開催している一般公開イベントでした。

 2018年からは暑さ対策で一環で、9月16日のみに開催を変更。

 更に2019年は10月5日、6日に開催に変更していました。

 凄い人数の見学者が訪れる、名古屋駅発の臨時の新幹線『こだま』で直接に浜松工場に乗り入れることの出来る貸切新幹線ツアーまである、大きなイベントでしたね。

 浜松工場に新幹線が入るには、一般道の踏切をゆっくりと新幹線が通るので、とても珍しい体験が出来たりもして、ワクワクで楽しかったですよ。

 浜松工場内の見学も、感動いっぱいでしたし、さらに『ドクターイエロー』の前で記念写真を写せるサービスイベントもあり、大行列が出来ていました。

 新幹線のメンテナンスの様子も、色々と見学出来ました。

 新幹線の線路のメンテナンス車両も、間近に見学出来ました。

 この車両は、新幹線の線路の歪みを直すための車両のようです。

 その他の様々なメンテナンス車両も、まじかに見学出来ました。


 しかし、コロナ禍の影響により、2020年から開催を見送っていましたが、このイベントは終了することとなりました。

 「今後は人数限定でゆっくりご見学いただける、専用のツアーを主体に開催してまいります」とJR東海は説明していましたね。

 大きなイベントを開催するのは、とても大変なことですから、浜松工場の従業員にとっては、企画・準備・開催・片付け・反省会等々、と凄い負担となっていたと思います。

 少人数の工場見学ツアーで、見学者にも従業員にも無理の無い優しいツアーとなると好いですね。

 新たに開催されるのは『JR東海浜松工場へGO』ツアーだそうですが、目玉イベントの1つだった『ドクターイエロー』があと数年で見学出来なくなるのは、老朽化での引退と言った時代の流れとはいえ、寂しいものです。

 名古屋のリニア・鉄道館に『ドクターイエロー』が展示されるようになったら、もう一度観に行きたいですね。

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