浜名湖の湖畔でも富士山が観えた ~撮影旅行よもやま話集~
空気が澄んでいる寒い冬の日には、愛知県田原市の蔵王山展望台から富士山が観えるとのニュースがあったので、写真仲間達と浜名湖で弁天島の鳥居の中に沈む夕陽の撮影会と忘年会を開催した翌日の早朝に、富士山を探そうとの話になりました。
忘年会の最中にも、車から地図を出して来て、物差しを当てて、方向と距離を計算したりとワイワイ楽しく話し合いましたよ。
「富士山からの距離は約130km、駒ヶ根の千畳敷カールが約95kmだから、かなり小さくしか観えないかな、望遠で撮影してみる?」などと話しながら、翌朝の撮影に備えて早めに眠ることにしました。
早朝、日の出前から湖畔に出て、物差しを当てて確認した富士山が観えるであろう東北東の方向を観ると、本当に富士山が観えましたよ。
喜び勇んで写真仲間達の寝ている各部屋に「富士山が観えるぞ~」と伝えに行き、既に起きていた写真仲間だけでなく、まだ寝ていた写真仲間も無理やり起こして、皆で富士山を眺め、写真も撮影しました。
富士山とその後の日の出を観終わった後で、朝食時に宿の大将に「富士山がとても綺麗に観えたんだよ~!」と喜んで伝えたら、大将が「冬の寒い朝には、雲が無ければだけど、普通に富士山は観えてるね~」ですよ。
それからもう一言「お客さん達が地図を見ながら楽しそうに話し合っていたから、湖畔のこの方向に観えるとは言い出せなかったんだよ、湖畔から富士山が観える観えないは今朝の天気次第だったからね~今朝は富士山が綺麗に観えて良かった良かった」だってサー。
浜名湖の湖畔からも、冬には普通に富士山が観えることを知らなかったこととはいえ、 『我々の感動を返せよー』と思ってしまったのは、小生だけだったのでしょうか。
でも写真仲間達は皆喜んでいましたから、これで良しとしましょう。