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雲の上の富士山 ~撮影旅行よもやま話集~

 毎年秋頃になると、次の年賀状の写真とする富士山で悩むんですよね。

 この時も夜中に車を走らせ、日の出頃の紅く染まる精進湖と富士山を写すために、出かけた訳です。

 まだ夜明けまでには2時間ほど前と、余裕で精進湖には到着しましたが、何だか今朝は雲が中途半端に多い気がする。

 空が徐々に明るくなってきて、上空の雲に日が当たり始め、富士山の周りの雲もオレンジ色になり始めました。

 しかし、雲が綺麗に朝焼けとならず、かなりの部分が黒っぽいまま、イマイチです。

 結局、精進湖では年賀状用の写真を満足に写せずで、日の出の時間となり、朝陽が顔を出し始めることとなってしまいました。

 朝焼けは朝陽が昇る前に綺麗な色とならないと、後は空の色がどんどん青っぽくなっていくので、撮影はここで終了です。

 しかし、このままでは帰れない。

 急いで次の撮影ポイントと決めた、河口湖を通過して御坂峠の西川新倉林道(にしかわあらくらりんどう)を目指します。

 御坂峠辺りでの撮影は、太陽の光の加減で、午前中の早い時間が勝負なので、朝食も食べずで直行しましたよ。

 御坂峠の西川新倉林道に到着すると、富士山の麓の方は雲が一杯で、次から次へと雲が流れて行きます。

 そこで今回は、雲の上に顔を出した富士山の雰囲気で、雲以外は他の風景を一切何も入れずでの、撮影してみました。

 その後は、西側からどんどん雲が増えて来て、富士山が観えなくなりそうな雰囲気になってきました。

 暫くすると、とうとう富士山は雲の中となってしまったので、ここで撮影は終了です。

 流石にもう天気は良くなりそうもないので、諦めて帰宅することにしました。

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