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【関西教育ICT展】セミナー聴講メモ
7月26日に、大阪南港ATCホールで開催された関西教育ICT展を訪問しました。
朝一番に行ったので、人の入りもどうかな~と思いましたが、やっぱりコロナ禍があけて、こういう展示会もどんどん盛況になっている様子。(といいつつまたコロナも増えているようですが)
コロナ禍のときは、こういう対面型の展示会は今後廃れていくのかなと予想していたのですが、リモートで得られる情報と対面での情報は、ちょっとまた違うんですよね。。。記憶への残り方が。
私もこの業界の勉強のために、今年は積極的に訪問させてもらっています。
ちなみに、今回は今さらですが、校務システムの勉強がメイン。ある意味、競合と取られかねないので、説明断られるかな。。とびくびくしつつ、「勉強したいので」と言うと、どこのベンダーさんも丁寧に対応してくださいました。本当に感謝感謝です。
その他、採点システムや教科書ポータルなども各ブースにてデモいただきました。
採点システムって、事前のテストの登録作業やスキャナーでの読み込み考えたら、返って仕事増えるのでは・・?と勝手に思っていたのですが、そこは極力省力化させて、それ以外のメリット(採点の効率化やデータ活用)を拡大するという考え方なのですね・・・。デモもすごくわかりやすくて、いい勉強になりました。
教科書ポータル「EduHub」は、複数のデジタル教科書を共通的なビューワーで見れる、とのこと。え、デジタル教科書って、そもそも各社によってビューワー違うの?と根本のところで驚く私。まだまだ勉強ですね・・・
「学習eポータル」と違うのか?と聞くと、思いっきり「違います」と言われました。ごめんなさい・・・ほんと、いろいろ勉強が必要だ・・・
セミナーは2つ聴講。
「NEXT GIGAに向けたICT活用の可能性を探る~ビッグデータの活用、生成AI、保育での探究活動など~」は、園田学園女子大学 人間教育学部 堀田 博史教授がファシリテートされて、関西の複数の教育関係者の方が教育DXの取り組みを説明する形式の内容。
どの取り組みも非常に参考になりましたが、時々、企業の宣伝的な内容が盛り込まれていて、別の意味でも参考になりました。
箕面市のデータ活用の取り組みは興味深かったけど、正直、各自治体でここまで到達するのは、かなり無理がありそう・・とも思ったり。教育データの活用(各自治体独自のダッシュボード)は、結局のところ、現実的にはあまり拡がらず、各ツールでのデータ分析どまりのような気もしてきました。
その後「教育DX・データ利活用の現状と今後」(文部省科学省 総合教育政策局 稲葉めぐみ氏)も、データ活用の話でしたが、こちらも特に目新しい内容はなく。
データ活用で、いろいろな予測ができるようになれば、教育の姿もどんどん変わってくるとは思いますが、現実は、もっと初歩的なところ(教員不足や働き方改革)で悩んでいて、まずは、そこの解消のほうが、優先すべきことなのかもしれません。
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