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兄はイケてる面した自閉症


こんにちは、ハルカコです。


先日、
私の兄の35歳の誕生日でした✨


兄弟がアラフォーになりゆく事は
なかなかいとをかし。



自閉症にもレベルがあるようで
私の兄は上弦の弐あたりです!(鬼滅参照)


今はもうオジサンになりつつありますが
幼少の頃は美少年。

「お兄ちゃんはかっこいいのに〜…」
という言葉にも反応しては

何度私の方が障害を持って生まれたら…
と、よく思っていました。


私が生まれた時には
当たり前に兄がいて、

当たり前に会話が難しくて

当たり前にわけわからなくて

当たり前に母の手がとてもかかった存在でした。



そんな兄を変だとか、
【障害者】という感覚がなかった私ですが

社会性が身につく度に

時に俗物を見るような目線や

「可哀想」「頑張って」
なんていう無責任な声、
仲良くなった子達の家庭環境を知っていく程

自分で自分を不幸にして

兄弟コンプレックス。


家での生活においても、
兄は睡眠時間が短く
夜中もずっとわけわからん言葉を喋っていたり
叫んだり
とにかくうるさい。

母もヒステリックになり

父は無関心で

両親は手の出るケンカが増えていき

家の中の他人同士

心はバラバラ

それぞれが泣いたり叫んだり、
とにかくカオス。


子はかすがいと言いますが、
当時の私はあまりに非力でした。




…とまぁ、
そんな家族の歴史の1ページを
書かせていただきました。



後に両親は離婚をしますし、

兄は中学卒業と同時に施設へ。

あんなにノイズだらけだった家も
気づけば母と私の2人に。

兄もいなくなった後の母との夕食は
会話もなく、時計の針の音が響いていて
ノドがぎゅっとなって苦しくて、
まるで自分の家ではないような感覚になったことを
今でも覚えてます。

頭で考えるより、
寂しさが心に与える影響は大きい

そんなことも思いました。




ありきたりな台詞ではありますが、

当たり前なんてことはないですよね。


必ず終わりが来る人生の中で

今、
近くても遠くても
自分の側にいる人へ

今、
どう在る自分が自分の答えか。


完璧な正解は無いにせよ、

自分がまず健康でいることと、

兄と母と父の健康を
心から祈ってることが
今の私の答えです!


兄という名の戦友よ、
お誕生日おめでとう!!!


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