【いよいよ明日!】米国大統領選の仕組み
いよいよ明日11月5日はアメリカ大統領選挙が行われますね!
優勢と言われた民主党のハリス候補も勢いが落ち着いてしまい、共和党のトランプ候補と拮抗している状況で、どちらが選ばれるのかわからない接戦になっています!
日本でもつい最近、衆議院選挙がありましたが、アメリカの大統領選挙は日本の選挙とは何が違うのでしょう?
今回は、選挙戦を前にアメリカ大統領選挙について触れておきます!
まずは候補者絞り込み!
最初はまず、党内で候補者を絞り込みます。
候補者は立候補を表明します。支持者の集会や記者会見を開いて表明することが多いです。
立候補が出揃うと予備選挙や党員集会にて候補者を絞り込みます。
予備選挙では有権者が無記名で支持した候補者に票を投じます。
また、党員集会は党員が議論をしながら候補者を絞り込んでいきます。
日程は州によって異なります。
この予備選挙と党員集会が多くの州で集中する日は、「スーパーチューズデー」と呼ばれているのです。
勝算がないと判断した候補は、選挙戦から「撤退」していきます。
そして民主党、共和党それぞれが党大会を実施。
予備選挙や党員集会の結果を受けて、それぞれの党の大統領候補が正式に指名されます。
いよいよ対決!
ここまで来ると、いよいよそれぞれの党の大統領候補が対決する本選挙となります!
本選挙は、明日11月5日に行われます!
有権者は民主党、共和党などの候補者に投票します。
しかし、単に全米で得票数の多い候補が選挙の勝者となるわけではありません!
有権者の投票結果は、州ごとに集計され、勝利した候補がその州の「選挙人」を獲得します。
日本の選挙にはこのような立場の人はいませんから、馴染みのない言葉ですね。
「選挙人」は候補者に投票すると誓った人のことで、投票や指名によって民主・共和両党から選ばれた538人です。
おおむね人口に応じて50州と首都ワシントンに人数が割り振られています。
大統領に選ばれるには、この「選挙人」の過半数の270人を獲得する必要があるのです!
しかも、ただ沢山獲得できれば良いというわけではありません。
得票数によって選挙人を割り振る州もありますが、「勝者総取り方式」を採用している州も多くあります。
この勝者総取り方式では選挙区で最多得票を得た陣営が、その選挙区に割り当てられた議席や得点などの全てを獲得するのです。
人口の多い州をより多く制した候補が有利になるわけです。
テレビのニュースなどで、州ごとに赤や青に塗られたアメリカの地図が表示されているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?
より多くの州を制した候補が最終的に米国大統領の座を掴めるわけですね!
米国大統領選挙は他の国の政治イベントとは言え、日本にも大きな影響を与えるイベントです!
これまであんまり興味がなかった…というそこのあなた!ぜひ明日は注目してみてくださいね!
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