![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140349157/rectangle_large_type_2_ca3703359059f3be298b434141546e46.png?width=1200)
強みは伸ばし、弱みは〇〇する!
弱みの克服に時間かけてない?
「弱みを克服しよう」
日本の教育ではよくこのように言われます。
例えば、一般的な入試では複数科目の総合点で合否が決まることが多いです。
現時点であなたの実力が得意科目は100点満点中90点台、苦手科目が100点満点中60点台だとしたら、合格点にたどり着くためには点数の伸び代がある苦手科目の克服に時間をかけることは理にかなっていると思われます。
もちろん得意科目を100点に近づけていくことともやっていくことになると思いますが、100点以上って測れないんですよね。
まさに、強みよりも弱みにフォーカスしている状態と言えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1714895161348-95kqnZ1Uoc.png?width=1200)
社会人になると急にこの満点と答えがあって同じ基準で測られる仕組みがなくなりますよね。
中には戸惑う方も多いかもしれません。
ただ、点数化はされないものの、定性的な意味合いで、社会人になっても強みよりも弱みにフォーカスする風潮があるように感じています。
弱みを克服することによって、ゼネラリスト的な人材に育成する。
「彼にはこういう経験が足りてないから、こういう経験をさせよう」
「彼女はこういう点が弱いから研修を受けさせよう」
この考え方は、終身雇用の時代には合っていたのだと考えています。
1社でキャリアを積むのが当たり前であったため、その会社にとってのゼネラリストを育成するのは理にかなっていると考えています。
時間をかけてゼネラリストを育成して、経験・勘・度胸を基盤に成果を出してもらう。
ただ、終身雇用は崩壊を迎え、人材の流動性も高まっている現在では、ゼネラリストを育成する時間が企業にはないと言えます。
またビジネスのスピード感も高まったり変化も激しくなっているため、経験・勘・度胸が参考になりにくくなっています。
そうなると、社員の弱みを克服してゼネラリストを育成するよりも、社員の強みにフォーカスして成果を出してもらう方がフィットしてきていると考えられます。
この変化に関しては、簡易的にご紹介しましたが、別の機会にnoteで詳細にご紹介します。
弱みよりも強みへフォーカスしよう!
弱みの克服ではなく、強みを伸ばすことにフォーカスをする。
言葉で言うことは簡単ですが、あまりそういう経験をしてこれた方は多くないのかもしれません。
でも、強みにフォーカスすることは、かなり大きなパワーを持ちます。
だからこそ、AndyコーチのnoteやXにて、「強み」について発信し続けています。
よく紹介する言葉として、ドラッカー氏の言葉があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1714896069183-fhyQTtyfK2.png?width=1200)
また、Gallup社の調査によると、強みにフォーカスすることによる効果は下記のようなものがあるようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1714896105095-iii7s6K1w1.png?width=1200)
強みへのフォーカス、ぜひ皆さんにも実践していただきたいと考え、noteやXでの発信や、強みにフォーカスしたコーチングサービスや研修を提供しています。
今回は、強みへのフォーカスする方法ではなく、次の章に重きを置きたいため、強み関しては深くは触れません。
ご自身の強みを知ることに興味がある方は、ぜひ下の記事をご覧いただければと思います。
「強みへのフォーカス」は「弱みの無視」を意味するわけではない
「強みにフォーカスせよ。」
間違いなくそう申し上げました。
そう申し上げると下記のように勘違いをする方がいらっしゃいます。
・「強みにフォーカスせよ」って言っていたから、弱みは無視していい
・弱みによって発生していることは仕方ない
決してそんなことは申し上げていないんです。
では、弱みに関しては、どう扱っていくべきか。
弱みは、克服するのではなく、「管理」をしていくことを提案します。
あなたの弱みによって、あなたにとってマイナスな結果が生じているはずです。
その状態を放置していいはずがありません。
また、弱みがあることにコンプレックスを感じたりマイナスな感情を持つ方がいらっしゃいますが、そんな必要はありません。
誰にでも強み・弱みがあります。なので、弱みをなくそうとしなくていいんです。
ただ、マイナスな結果が生じにくくなるようにするために、弱みを管理することが必要なんです。
管理をするためには、あなたの弱みについて理解を深めていきましょう。
弱みには2つの種類があると考えています。
1つ目は、単純にすることにかなりの労力がかかり容易にできないこと
2つ目は、強みが暴走して行っていること(「強みの弱み遣い」と呼んでます)
あなたにはどんな弱みがあるでしょうか。
弱みを管理する3つの方法
では、弱みはどのように管理していくのか。
今回は3つの方法を紹介します。
①負けパターンを知る
あなたの弱みはどんな時に発動しますか。
いつも弱みが発動するのではなく、特定の条件があるはずなんです。
特定の条件が満たされた時に、弱みが自動で発動して自分にとってマイナスな結果が出てしまう。
これを「負けパターン」と呼んでいます。
この負けパターンを自分で理解することがファーストステップだと考えています。
正直見たくないことではあると思いますが、負けパターンを理解することで、次の②③の方法を通じて弱みを管理することにつなげることができます。
②自分の強みをうまく使う
先ほど弱みには2つの種類があるとお伝えしました。
◦単純にすることにかなりの労力がかかり容易にできないこと
◦強みが暴走して行っていること(「強みの弱み遣い」と呼んでます)
1つ目の「単純にすることにかなりの労力がかかり容易にできないこと」関しては、自分自身の強みで負けパターンに違う風を吹かせることができないか意識してみましょう。
自分の強みは、「当たり前のように、楽にできてしまうこと」です。
だからこそ、自分の負けパターンに強みを介在させることで管理していきましょう。
2つ目の「強みが暴走して行っていること」に関しては、強みのアクセルを弱めることを意識してみましょう。
③周囲の人の強みを借りる
自分の強みを介在させるのが②でしたが、他の人の強みを借りるのが③の発想です。
他の人の強みを借りて、他の人にも自分の強みを貸す。
これを「強みの貸し借り」と言います。
自分の強みにはある意味限りがあります。
じぶんだけでなく、チームメンバーの強みも使えてしまう。
これが最大のチーミングであり、チームで成果を出すことにつながると考えられます。
ただ、勝手に期待するだけでは他人の強みを借りることはできません。
まずは自己理解を深めチームメンバー同士での相互理解を深めることによって初めて成り立ちます。
①②③それぞれ、まずは自分と向き合わないと、自分の弱みを管理することはできません。
自分に向き合う習慣をつけたい方はぜひ下の記事をチェックしていただければと思います。
いかがだったでしょうか。
強みを伸ばし、弱みを管理することで、成果を上げていきましょう。