IQ・EQだけじゃ足りない?マネジャーに必須な「?Q」!
「優秀なマネジャー」とはどのような人物でしょうか?
特徴を挙げてみてください。
この特徴として「?Q」という言葉で表現されることが多くありますよね。
これまでは知的な賢さや知識・経験があることが要素としてありました。
IQ ( Intelligence Quotient )です。
それだけではなく、感情を理解して共感できることが求められてきました。
これがEQ ( Emotional Intelligence Quotient )です。
EQについては、下記の記事をぜひご覧ください。
Andyコーチのnote記事の中でも一番人気の記事なんです。
しかし、最近ではそれだけでは不足だと言われています。
本記事では、マネジャーに必要と言われているIQ・EQ以外の要素をご紹介します。
まだ日本ではIQやEQほど有名ではないので、いまから先取りして強化していきましょう!
マネジャーに必要なDQ!
最近Andyコーチが知って納得した要素が「DQ」です。
「DQ」はDecency intelligence Quotientの略で、「良識指数」の意味です。
EQについての記事を書いた後、EQを頭において仕事をしてきましたが、何かが足りていない感覚がありました。
なぜなら、このような方々を見たからです。
・気持ちがわかって共感できるけど、その気持ちに寄り添いすぎて適切な対応ができない人
・気持ちがわかって共感できるけど、その気持ちをうまく使って人を操る人
何か足りてない…それをすっきりさせてくれたのが、DQでした。
倫理観をもって利他的に行動できる能力であるDQ。
あなたはどれほど高いでしょうか。
IQやEQをマネジャーがチームに対して発揮するために必要なのがDQだと言えます。
IQやEQは定量評価ができますが、DQは定量化できないと言われています。
もしマネジャーの選定や評価に用いる場合は、定性的な情報を集める必要がありそうですね。
ちょっと話はそれますが…
先ほど「先取り」と言いましたが、実はこのDQ。
ハーバードビジネスレビューで紹介されているのは2019年なんです。
5年も前。ちょっとショックですよね。
欧米で取り上げられてから何年も経ってから日本でホットになるというのはよくあることです。
「エンゲージメント」「ウェルビーイング」もいま日本ではかなり有名になり、取り組んでいる企業もかなり増えていますが、浸透したのはアメリカよりも5~7年遅いと言われています。
だからこそ、Andyコーチはアメリカの記事などから知識を先取りしていきたいと思っています。
一緒に学んでいきましょう。
他にもマネジャーに必要な「?Q」
DQについて調べている中で、マネジャーには他の「?Q」も必要であることが分かりました。
CQ
CQはCuriosity quotientで好奇心指数と言われています。
新しいことを学び、革新し、環境の変化に適応する能力です。
CQが高い人は、好奇心を持ち続けることで、学習効果が高まり、新しい挑戦にも柔軟に対応できます。
IQやEQと同様にCQが重要である理由はこちらです。
またCQを高めるためにできることとして下記が挙げられていました。
VUCAのA(Ambiguity)「曖昧性」へ対応するためにも、常に学びをアップデートしていくことが重要なんですね。
過去の経験や知識に囚われていると現代のビジネスに対応していくことは困難なことを改めて理解できますね。
この記事を読んでくださっている方はCQが高いかもしれませんね!
AQ
AQはAdversity quotientで逆境指数と言われています。
困難に直面しても冷静に対処し、問題を解決し、成長する力です。
AQが高めるには、下記のような要素が必要であると言われています。
AQとセットとなっているのがRQ ( Resilience Quotient )「心の弾力指数」です。
逆境に陥ったときに、その逆境を跳ね返し回復する能力のことです。
近年、レジリエンス・しなやかさという言葉が表現されますが、心がおれないために必要なものです。
上記の4つの要素のうち、コントロールに影響しそうだなとAndyコーチは考えています。
OQ(オープン指数)
OQはOpen quotientでオープン指数と言われています。
チームがどれだけ協力的でつながることができる能力です。
アメリカでの調査で最も成功しているチームに共通して見られたのがオープンにつながれている働き方だったようで、チームのマネジャーがOQを高めて、メンバーが様々な人とつながったり協力して働くことができるとチームとして成果をが得ることができそうですね。
OQを高めるために必要な要素として下記が挙げられています。
バウンダリースパナーなマネジャーはOQが高いかもしれませんね。
バウンダリースパナーについては下記の記事をご覧ください。
あなたが強いのは「?Q」?
以上、IQ・EQに加えて4つの「?Q」をご共有いたしました。
気になる「?Q」はありましたか?
まだDQ・CQ・AQ・OQを測定するアセスメントはあまりないので、いまあなたがどのくらいかは定かではありません。
でも、まだ日本に普及していないいまの段階から強化しておくことで、あなたのマネジメント力は上げていくことができると考えています。
Andyコーチ自身も意識していきたいと考えています。
そこで、「?Q」レーダーチャートを作成しました。
ご自身の特徴も踏まえて、理想の6つの「?Q」レベルと、主観で構わないので現在のあなたの「?Q」レベルを比較してみましょう。
差分が大きい「?Q」に着目して情報を集め普段トライ&エラーをして強化していくことができれば、あなたのマネジャーとしての能力を上げていくことができるはずです。
一緒にマネジャーとしての資質、高めていきましょう。