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【入社エントリ】「Principle」に共感した私が今後成し遂げたいこと
こんにちは。
2024年4月に株式会社Finatextホールディングスに入社し、株式会社ナウキャストのHRを担当している小池克哉です。
入社してまだ間もないですが、「転職理由」や「入社の決め手」、「今後成し遂げたいこと」など入社エントリとして公開できればと思います!
・ナウキャストまたはFinatextグループに興味がある方
・人事(HR)のキャリアに興味がある方
・転職活動の参考にしたい方
このように思われている方には是非ご覧いただきたい内容となっております。
<簡単な経歴>
・2018年4月〜2022年3月:某人材紹介会社
新卒でに入社し、約4年間企業担当・求職者担当双方の支援を実施
・2022年4月〜2024年4月:某RPO会社
採用コンサルタントとして計12社の採用支援に従事
シード期・シリーズA〜上場企業など各フェーズの顧客に対して採用戦略〜
採用マーケティングの実行、スカウト媒体の設計/運用、エージェント管理/運用、CX(候補者体験)設計まで幅広い採用支援を実施
・2024年4月〜現在 :株式会社Finatextホールディングス
株式会社ナウキャストのHRとして採用に従事中
1. そもそもなぜ転職を?
冒頭でも記載しましたが、前々職は人材紹介会社、前職はRPO企業と一貫してHR業界に従事していました。採用企業の採用成功のために「第三者」として支援していく中で徐々に以下の想いが芽生えてきました。
「”点”ではなく、”線”で見たい」
以下の表をご覧ください。
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人事の業務は「採用」「配置・異動」「育成・研修」「組織開発」と多岐にわたります。
ただ、これまでのキャリアでは「採用」しか経験しておらず、それ以外の業務の経験や知見はほとんどありません。つまり、採用に至った「その先」についてはわかりませんでした。
自分自身が携わった入社者が
・定着されているのか
・活躍されているのか
・事業成長に貢献されているのか
・どのような困難に直面したのか
「採用」という「点」ではなく、採用したその先まで含めた「線」で見たいと思ったのがきっかけです。
ここまで読んで、HR業界に詳しい方であれば以下のような疑問を持たれるのではないでしょうか?
「採用のその先を見たいのであれば、『組織コンサルティング』会社に行くのが良いのではないか?」
もちろん組織コンサルティング会社も視野には入れておりましたが、第三者として採用の支援をしてきた中で以下のようなモヤモヤがありました。
・組織内に眠る根本的な課題を抽出することができない
(課題を見つけたとしても提案どまりになってしまう)
・最終的な 「意思決定」 のジャッジができない
(コスト・工数面などを含めた最終的なジャッジは採用オーナーに委ねる)
・「1社」にフォーカスしたい
(複数社の採用支援をしているため、1社あたりにかけられる時間が少ない)
したがって、組織コンサルティング会社ではなく、これらのモヤモヤが解決する「事業会社の人事」としての転職活動を始めました。
2. 企業選びの軸
実際に転職活動を始める際に企業選びの軸を3つ定めました。
①Mission、Visionへの共感
②Value、Cultureへの共感
③Willを叶えることができる環境
それぞれ、簡単に説明していきましょう。
2-1. Mission、Visionへの共感
Mission、Visionとは「企業理念(経営理念)」であり、「会社が目指す世界観や使命、存在意義」などを表した言葉です。Mission、Visionが「対世界、対社会へ目が向いているかどうか」「日本のGDP成長のために寄与するのか」など自分自身が共感できるか否かを軸に企業選びを進めました。
2-2. Value、Cultureへの共感
Value、Cultureとは「価値観、行動指針、文化」など企業が大切にしていること、していきたいことを表した言葉です。Value、Cultureから「当たり前の基準が高いか」自分自身が大切にしていきたい「価値観」や「カルチャー」と合っているかどうかを軸に企業選びを進めました。
2-3. Willを叶えることができる環境
前述した通り、今後は「採用」だけに留まらず、「配置・異動」「育成・研修」「組織開発」など多岐にわたる経験をしたい、「人事」として事業成長、企業成長に寄与したいというWillを叶えることができる環境か否かを軸に企業選びを進めました。
上記3つに当てはまる企業も多く、最終的には別の要素も踏まえて意思決定をしましたが、最初の入口(応募段階)ではこれらを意識して企業選びを進めていました。
3. 入社の決め手
結論から先に記載すると、ナウキャストが「好きだったから」です。
(幼稚な回答となってしまったため、背景や理由の詳細を後述いたします)
3-1. 前提
実は、前職在籍時に約1年間、ナウキャストの採用を支援していました。
したがって、採用目標や採用職種、採用に携わる方、社内の雰囲気やカルチャーなど企業の情報や採用に関わるステークホルダーのパーソナリティなどを理解していました。
(RPO企業としては理解していないほうがマズイですよね)
したがって、顕在的な会社の魅力、というよりかは「潜在的」な会社の魅力。つまり、求人票に記載されている情報以上の魅力が大きな決め手になりました。
(取引先に転職いたしましたが、双方合意しているため問題はありません)
私が思うナウキャストの魅力は「Principle」と「人」です。
3-2. Principle
ナウキャスト(Finatextホールディングス)にはPrinciple(大切にしている価値観)が5つあります。
Jibungoto
じぶんごとで進めよう
Beyond
役割を越えて、助け合おう
Anti-bias
専門性を敬い、当たり前を疑おう
TM™
時間とお金にこだわろう
Update x ∞
アップデートし続けよう
※詳細は以下ご参照ください
支援を進めていく中で驚いたのが、特に「Jibungoto」と「Beyond」でした。
主にコミュニケーションをとっていたのは、代表の辻中、データ&AIソリューション事業責任者の片山、BizDevの大澤の3名だったのですが、3名それぞれ主業務があります。
採用が主業務ではないのにもかかわらず、採用を「Jibungoto」として捉えながら「Beyond」する。そして何よりも、採用に対する「熱量」が高く、前のめりに議論を展開していく印象がとても強かったです。
他社の採用支援ではあまりに見ない景色だったので、何が他社と異なるのかを企業HPや公開されているnoteを探りました。
そして辿り着いたのが、「Principle」でした。
(もちろん3名の人間性やビジネススキルもあったかと思います。)
3-3. 人
前述した3名の「Principle」の体現や採用への熱量ももちろんそうなのですが、CHROの岩本をはじめとしたHRチームや書類選考やスキルテスト、面接など選考に携わっていただいた現場メンバー全員に共通したのが、「コミュニケーショの気持ちよさ」です。
「コミュニケーションの気持ちよさ」というと、広義かつ抽象的な言葉となってしまうため、例を挙げます。
① コミュニケーションの「スピード」
② コミュニケーションの「誠実さ」
③ 採用領域における「素直さ」「謙虚さ」
一見して当たり前のことにように思う例かと思いますが、この当たり前のことを全員が当たり前のように体現されている企業様はそこまで多くないのではないでしょうか?
(私の企業選びの軸と定めた「当たり前の基準が高い」と判断したのは上記も含まれます)
また、根底には、「スタンス」があると思います。
RPO企業をいち受託企業としてではなく、「パートナー」として接してくださいました。
(片山から「小池さんはもうナウキャストの人事です!」と言われたことはとても印象的で、今後忘れることはないと思います)
私の社会人人生でこれまで所属した2社を通して、合計300〜500社ほどの採用企業様とやりとりしてきましたが、ここまで気持ちの良いコミュニケーションをしていただいたのは、当社のみでした。
したがって、この素晴らしさを今度は伝える立場、訴求する立場として貢献したい、と思ったのが最終的な「決め手」になりました。
※前職時代にいただいた嬉しいコメントを以下に添付いたします。
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4. 入社して感じること
このnoteの執筆時点で入社して1週間弱ではあるものの社内の状況や感じたことについても共有いたします。
4-1. 事業が成長中
開示可能な範囲での言及となり恐縮ですが、入社して数日間で以下のニュースリリースがありました!
・Finatextグループのナウキャスト、ファイナンシャルアドバイザリー業務の効率化を生成AIで支援する「Finatext Advisory Assist」を提供開始
・内閣府の「月例経済報告等に関する関係閣僚会議資料(令和6年4月23日) 」にて、「HRog賃金Now」をご活用いただきました。
・内閣府の「月例経済報告等に関する関係閣僚会議資料(令和6年4月23日) 」にて、「日経CPINow」と「JCB消費NOW」をご活用いただきました。
新規事業であるデータ&AIソリューション事業が本格的に立ち上がったり、プロダクトである各種経済指標が内閣府で取り上げられるなどまさに事業が成長中であることを肌で実感しています!
4-2. 採用が超重要
4-1. に記載した通り、事業の成長に対しての採用が急務となっております。
新規事業であるデータ&AIソリューション事業を筆頭に人材採用が今後の事業成長の鍵を握ってきます。私のメインミッションであるため貢献できるよう尽力いたします。
4-3. 英語のコミュニケーションが多い
当社では海外との協業が多いことや現メンバーに外国籍が多くいることから社内でのミーティングやドキュメントでは「英語」が頻繁に飛び交っております。例えば、全社ミーティングのドキュメントは英語表記、会話は英語と日本語両方でコミュニケーションをとっていることなどが挙げられます。
もちろん英語でコミュニケーションをとることができたほうが可能性は広がりますが、英語がそこまで得意ではないメンバーも多くいらっしゃるので、ご安心いただければと思います。
(私も英語は得意ではないので今後勉強していければと思います)
4-4. 働き方が柔軟
当社では3つの働き方が選べます。
① 出社型
原則週4日以上オフィスへ出社
② ハイブリッド型
原則週2日以上オフィスへ出社
③ リモートメイン型
オフィスへの出社が週2日未満の方
これらは入社時に選択し、以後半年に1回変更することが可能です。
現在、北海道や沖縄から「フルリモート」で勤務しているメンバーも、週の半分出社する「ハイブリッド型」のメンバーもいます。したがって、出社したい方でもリモートで勤務したい方も状況に合わせて柔軟に働くことができます。
また、有給休暇も入社日から付与されるため、急用やGWなどの長期休暇にも即時取得ができることは大きな特徴であると思います。
4-5. Finatextグループでの取り組みが多い
当社はFinatextグループとしての取り組みも多く、1つの会社やドメイン以上の「知見や知識、経験」を得ることができます。
例えば、「Finaアカデミー」という「社内向けノウハウ共有会」があり、社員の成功体験や失敗体験、ノウハウを毎週実施しています。「Finaアカデミー」のメリットは、複数社分の知見や知識、経験を得ることができることです。
ナウキャストの社員数は現在約40名、グループ全体国内では約200名のため、ナウキャスト視点で単純計算すると、1社で「5社分」の社員と触れうことができるのと同時に「5倍」の知見や知識、経験を得ることができます。
Finaアカデミー以外でもグループでの取り組みが多く、多様な価値観や成功体験に触れることができるのは大きなメリットであると感じました。
5. 今後成し遂げたいこと
本項では、今後私がナウキャストのHRとして成し遂げたいことを記載いたします。
5-1. 前提
前提として、「与えられたこと以上のことを与えたい」と考えています。
前職での支援を通して、多くの成長機会や大きな愛をいただけたと個人的には思っております。
入社した段階で多くの感謝と期待をいただいているものの「まだ何も成し遂げていない」、「事業成長に貢献できていない」と思っております。
したがって、当社の事業成長やMission達成のために与えられた以上のことを与えたいと思っています。
5-2. 成し遂げたいこと
では、本題に移ります。
当社で成し遂げたいことは、「人事リテラシーを上げること」です。
もちろん、HRとして目の前の目標を達成させることは忘れておりません。
例えば、「採用計画を達成させる」、「科学的人事を推進すること」「充実した選考体験を設計すること」などは当たり前のように達成させることとして「その先に何を成し遂げていきたいのか」について記載しました。
では具体的に、「人事リテラシーを上げること」とはどのようなことか。
それは、「新たな気づき」を与えることと捉えております。
当然ではありますが、HR業務はHRチームだけでは機能しません。
「事業戦略に基づいた人事(採用)戦略を練ること」
「採用に至るまでの選考や最終的な意思決定に判断を仰ぐこと」
その他にも人事、評価制度などでも協力を仰がなければ業務を推進できないことが多々あります。
そのような局面において、「楽しさ」や「やりがい」、「難しさ」、「課題」などの新たな気づきを与え続けられるHRとなりたいと思っています。
5-3. 具体的なアクションプラン
では実際にどのようなアクションをするのか、以下に記載いたします。
※あくまで現時点でのプランではあります
・1ヶ月目 :「入社エントリ公開」、「人事課題の抽出」
・2ヶ月目 :HRの「業務効率化」、「仕組み化」
・3ヶ月目 :全社向けアウトプット
・4ヶ月目以降:選考体験設計(採用マーケティングなど)、リファラル採用、
新卒採用など裾野を広げる、オンボーディングなどの教育/
育成 など
長文となってしまい恐縮ですが、以上です。
これらのプランがどのような結果になったのか、3ヶ月後や半年後、1年後などに改めてアウトプットできればと思います。
最後に、ナウキャストは事業拡大中につき、多方面にわたり採用を強化しております。
ここまでご覧いただき少しでも興味をお持ちいただけた方は、以下のページよりお気軽にお問い合わせください!