【お金の絵本#24】ステラとカモメとプラスチック うみべのおそうじパーティー
お金について子どもに教えたいけれど、時間もないし、どうやって教えれば良いか分からない、という方でも家庭ですぐにできる「絵本の読み聞かせ」。お金に関連する絵本をフィナンシェの会では紹介しています。
今回のテーマは「好きな会社や地域に声を届けよう」です。
ご紹介する絵本はこちら。
「ステラとカモメとプラスチック うみべのおそうじパーティー」
ジョージナ・スティーブンス 作
イジー・バートン 絵
伊藤 伸子 訳
出版社:岩崎書店
子どもが欲しいと思うおもちゃ、大好きなお菓子のパッケージ、普段使っている洋服や歯ブラシなどの日用品・・・。よく考えるとそれらはプラスチックでできていませんか? そんな身近なプラスチックですが、実は海や生き物に良くない影響を及ぼしています。
5歳のステラはそんな場面に直面し、自身で行動をするんです。大人である私だってなかなかできないだろうなと思うことです。でも、ステラのように声を届けて、一緒に行動しよう! と働きかけないと、状況は何も変わらないのだと痛感させられます。
■ 自分にできることは何だろう? を親子で考えてみて
7歳と4歳の娘と一緒にこの絵本を読みました。4歳の娘の方が、ステラに感化された様子。ステラが大好きなお菓子を作っている会社に、「何か良いアイディアは?」と問いかける手紙を出したことを知り、4歳の娘もプラスチックを商品に使う会社に「おてがみを だす!」と言って、手紙に書く文章を一生懸命考えています。その様子は別途noteで投稿したいと思っています。
さて、親としてできることは、消費者としてプラスチックではないモノを買うようにすること、そしてその姿を子どもたちに見せること。加えて、子どもがステラのように声を上げたい! と考えたら、どう実行するかをサポートしてあげることではないでしょうか。ぜひ親子でこの絵本を読んでみて、「自分にできることは何だろう?」と一緒に会話してみてはいかがでしょうか?
また、会社に勤める側としては、このサービスや商品がどう環境に配慮して作っているのか? を子どもたちに説明してあげる機会を増やしたいと思います。幼いから分からないだろう、ではなく、幼いからこそ伝える。ステラは会社に手紙を出し、その返事を見て良い会社だという感想を持ちます。つまり、企業の真摯な姿勢を見せることが、企業を応援したい消費者や株主を生み出すことにもつながるのだと、分かりやすくこの絵本では伝えているように思えます。
絵本のあらすじはこちらの動画からもご覧いただけますので、ぜひ親子で視聴してみてください。
■ 読みながら子どもと話そう
・ プラスチック、家の中にどのようなものがあるかな?
・ 海に捨てられたプラスチックを見て、どう思う?
・ ステラのようにプラスチックのゴミを減らすために、できることは何だろう? 会社に手紙を送る? 買い物のときに気を付ける? お友達に話す?
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フィナンシェの会では、子どもと一緒にお金を学べる絵本をご紹介しています。過去に紹介した絵本はリンクからまとめてご覧いただけます。noteのフォローも宜しければぜひ ♪
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