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【お知らせ・前編】ロバート・キヨサキとケン・ウィルバーに学ぶ お金と意識のトランスパーソナル発達心理学

1)新しい連続講座を開催します。その目的は、

  • お金の学びを心の成長につなげること

  • 心の発達によって、お金との健康でサステナブルな関係を育むこと

  • 心とお金との間に、調和、好循環、価値創造を生むこと

です。

あなたは、お金や、お金に関するマインド・セットに関心がありますか?
心の発達については、いかがですか?

私たちは、ファイナンシャル・セラピー(金融療法)を実践しています。また、発達心理学に基づいたセラピーを行っています。その経験から、お金と発達心理学を統合した講座を、はじめて企画しました。

2)お金のことを考えるうえで、私たちが参考にしている1つに、『金持ち父さん、貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキによる「キャッシュフロー・クワドラント」があります。キャッシュフローとは、「キャッシュ(現金)」がどれだけ入ってきて、どれだけ出ていったか、についての「フロー(流れ)」をいいます。

3)キヨサキは、キャッシュフローを、クワドラント(4つの象限)から、見なければならないといいます。なぜなら、クワドラントの間には『不公平』があるからです。

あなたの「個人的」能力 〜たとえば頭がいい、勉強ができる、仕事ができるなど〜 よりも『象限の選択』の方が、「金持ち父さん」になるか、「貧乏父さん」になるか、に大きな影響を及ぼすといいます。象限によって、キャッシュフローや手元に残る金額が、変わってくるのです。

4)キヨサキは、やみくもに、いい学校に行って、いい会社に行くという考えに、ストップをかけます。なぜなら会社員や公務員は、お金持ちになるうえで、「最も不利でハードルの高い象限」への参画となるからです。

5)クワドラントの不公平さについて、学びませんか?
個人の能力以上に重要なキャッシュフロー・クワドラントを、理解しませんか?

6)キヨサキの指摘するクワドラント(4象限)の1つ目は、「従業員(Employee)」の象限です。「貧乏父さん」を多く生む場所です。

キヨサキは「貧乏とは、お金(キャッシュ)の収入と支出(つまりフロー)のバランスが崩れた状態」と説明します。高収入のビジネスマンも、キャッシュフローのバランスが崩れやすい。
クワドラント面で、不利なためです。

7)2つ目は、「自営業(Self-owned)」の象限です。ここは、「従業員」と「社長」が、同じ人(両方とも自分自身)になるところです。自分で開業している心理士、医師、弁護士、会計士、町中華経営の料理人、建設業の1人親方などが、この象限にいます。S. フロイトやC. G. ユングが、属していたところです。

8)キヨサキは、クワドラント面で「S(自営業)」は「E(従業員)」よりも有利です。しかし、この後述べる残りの2つの象限よりも、ずっと不利だと説明します。

9)「E」や「S」の特徴は、本人が現場でプレーヤーとして、汗して働く点にあります。この2つは「労働者」の象限で、金持ちになるのが困難なところです。

10)『21世紀の資本』の著者トマ・ピケティによると、資本主義においては、額に汗して働く富よりも、働かずに得られる資産運用(不労所得)の富の方が、増えるのが早くて大きい。資本 〜たとえば株式や不動産〜 を持っている金持ち(「資本家」)は、もっと金持ちになり、労働でしか富を得られない人は(一部上場企業の社員や国家公務員であっても)、相対的に、なかなか金持ちになれません。

11)3つ目は「ビジネスオーナー(Business-owner )」、4つめは「投資家(Investor)」です。この2つは、金持ち父さんの象限です。キャッシュフローの面で、大変有利です。

12)「B(ビジネスオーナー)」は、ビジネスのシステム(会社)を所有していて、従業員や自営業者のように、自分がプレイヤーとなって、現場で汗をかいて働く必要はありません。

(注:ただし、現場で汗をかくのとは別の「マインド・セット」、つまり別タイプの「心の仕事」が必要であることは、言うまでもありません。従業員のマインド・セットのままで、このB象限の仕事はできません。どういうことでしょうか。心の発達・成長との関連で、講座では丁寧に解説します)

また、「B(ビジネスオーナー)」は、社長を雇うことも可能です。
それに対し「S(自営業者)」は、自分以外が社長になることはありません。

13)さて4つ目の「I(投資家)」は、ビジネスオーナーのシステム、およびその会社の株式に、お金を投資する人です。将来有望な起業家(アントレプレナー)に、投資することもあります。「I」」は「B」よりさらに、汗をかく現場労働はしなくてよい象限です。しかしこれもまた別の、お金に関するマインド・セットが必要なことは、もちろんです。

トマ・ピケティやカール・マルクスは、資本主義では「I」や「B」が富裕層になると考えました。

14)ここまでを、整理します。

(a)Eは、従業員の象限です。
(b)Sは、従業員であり、社長である象限です。
(c)Bは、従業員と社長の「雇い主」または、ビジネスシステムの所有者の象限です。
(d)I は、ビジネスシステムや企業の株式への投資家の象限です。

その根幹には、キャッシュフローの違い、そしてそれに付随するマインド・セットの違いがあります。詳細は、ご一緒に学びましょう。

後編では、キャッシュフロー・クワドラントについて、K. ウィルバーの「ホロン(holon)」から考えます。


「 ロバート・キヨサキとケン・ウィルバーに学ぶ お金と意識のトランスパーソナル発達心理学 〜真のファイナンシャル・ウェルビーイングを目指して〜 」連続講座
初回 : 2025年2月28日(金) ~ 全10回
開催日: 毎月第4金曜日 19:00〜20:50
開催地: オンライン会議室 zoom
受講費: 132,000円(税込)
※ リピーター様向けの割引がございます。詳細はお問い合わせください。


お申し込み・お問い合わせは コンタクトフォーム よりお願いいたします。

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