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【今日の学び】原油価格は重要な経済指標ということ
6/8の明朝、WTI原油価格が久々に70ドル/バレルを超えたというニュースが耳に入ってきました。
昨年のコロナショック時にはWTI原油価格は一時20~30ドル/バレルを推移しましたが、この大幅下落は誰しもが想像できる通りで、コロナによる外出制限によるものです。コロナショックではヒト・モノの流通が大幅に制限されたので、当然、物流の基盤となっている運送業に必要な原油の需要も下がるわけです。
裏を返せば、今回の原油価格の上昇は世界経済の復調を示唆しているとも取れます。基本的に全てのモノ・サービスは需給関係によって価格決定が行われるので、今回の価格上昇は需要の回復を意味すると捉えて問題ないでしょう。
原油価格の上昇=物価上昇の可能性
原油価格の上昇はインフレの懸念材料となります。
先程も述べたように、原油は現状の物流に必須のものです。その物流に必須なものの価格が上昇するということは、物流にかかるコストが上昇するということなので、結果的に物価が上昇する可能性があるわけです。
経済に敏感な方々は日経新聞などでさんざん見ているかと思いますが、現在はアメリカのインフレ懸念が市場の不安要素の1つとなっています。実際に、FRBは金融緩和の政策から引き締めに転換しようという姿勢を見せています。
ここで重要になってくるのは、コロナショックの収束です。
昨年の2月あたりから現在までは、コロナ関連の企業が大きく飛躍しましたが、今後は経済正常化に伴い、消費関連の企業なども復調してくるであろうということです。コロナ禍で特に発展を示したIT関連企業の躍進はまだまだ続くと思いますが、2020年ほどの急上昇は見られないと私は予想します。
まとめ
原油価格の上昇は、物価の上昇と紐づいているということ!
日本ではまだまだ対応が遅れているコロナワクチンですが、欧米では既に回復の見通しが立っているということです。これからの各国の経済動向にも要注目です。