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役員が大当たりだったあの年を思い出す


長女が高校3年生で
次女が小学6年生だった13年前の話だ。


私はその年大忙しだった。

なぜなら、これでもか、
というほど色々な役員に選ばれた年だったから。

役員に選ばれたというよりも、役員を押し付けられたと表現した方が、私にとってはしっくりくるかも(笑)

私が住んでいた地域では
小学校と中学校で
新学年が始まる4月の初めに必ず学級懇談会があった。

新しいクラスの父兄が担任の先生と初めて顔合わせをする懇談会だけど
それは名ばかりであって
実際はその年の役員を選ぶ日なのだ。

毎年、すべての役員が決まるまでは本当に憂鬱だった。

クラスによってはくじ引きだったり
立候補(ほとんどいないが)だったり

くじ引きで当たっても役員を引き受けられない理由を
クラスの父兄の多数決で認められると役員をパスできたり

あいまいな決め方なので
役員選抜の時はドキドキした。

仕事が大変な本部役員は投票制だったので、あらかじめ保護者に投票用紙が配られていて
獲得票数の上位30名ほどが
まず、学校に呼び出されて
前年度の本部役員の進行で
今年度の会長、副会長、書記、会計、広報などの役員が10名ほど選ばれるルールがあった。

私は本部役員の投票用紙はいつも白紙で出していたけれども(白紙もOK)

中には組織票のようにグループで示し合わせて誰かに投票したりすることもあったと思う。

子供が良い意味でも悪い意味でも目立つ存在だったり
私のように専業主婦や
ひとりっ子のお母さんはターゲットになりやすい
(苦笑)


話はそれたがその年に私が当たった役員は以下の三つだ。


まずは
長女の高校のクラス役員

そして
次女の小学校の本部役員

それから
自治会(町内会)のブロック幹事


高校生の長女のクラス役員は
1年生と2年生の時にすでに2年連続でしていたのだが
大学受験を控えた3年生に
やりたい保護者がいないということで
(私もやりたくなかったけど)
結局3年間やることになり

小学6年生の次女の本部役員も前年の5年生の時にしていたのに
これまた適任者がいないということで
(私も全然適していなかったけど)
2年連続ですることに


娘たちの役員は
長女の大学受験を控えている次年度にしたくなかったので前年に引き受けたのに
全く思惑がはずれた形になった。


自治会(町内会)のブロック幹事は本来ならまだまだ先のはずだったのに
順番で決まっていた人が次々と辞退して私のところに回ってきたのだった。

どの役員も『今年は役員に当たらないぞ!』と思い込んでいた年だったので
思いがけない事態に気持ちが追い付かないまま
新年度の活動がそれぞれスタートした。


私は専業主婦で仕事はしていなかったが
なんだかんだと会議や話し合いで時間のやりくりに追われた。

高校は自宅から車で1時間近くかかるし(電車やバスではもっとかかる)

町内会の幹事の会合は夜に始まり、決まっていつも長時間になり
(夫の帰宅は遅いので子供たちだけで留守番させていた)

小学校では登下校の付き添いや横断歩道の誘導など
週一の校内の見回りもあり、本部役員になるとすべての行事ごとに参加が決められていて
自分のプライベートの予定よりも役員の予定が最優先のような状態だった。

夫はその頃は現役でバリバリ働いていたので
自治会の毎週の夜の会合も
全て私が参加していた。
(一回だけ私が風邪をひいて熱が出た時に夫に代わってもらったけれども)

戸建てだったので自治会は
各家への配り物が結構大変で
月一の掃除の準備、夏祭りの企画・開催・後片付け
夏休みのラジオ体操のお世話当番もした。
自治会館で開かれる文化祭の展示なんかもあったな〜

その上、のんびり屋の長女の大学受験のための進路の準備

これが
結構気を揉んでイライラ〜😅


周りの人たちは
『大変ね〜』と言ってくれたけど

そんな人ほど役員活動をうま〜く断る人がなぜか多い
(悪口言ってごめんなさい💦)

『だったら変わってくれませんか』本当はそう言いたかった!

なんとかのんびり屋の長女の大学入試も無事に終わり、すべての役員活動が終わった時に私の脳裏に浮かんだことは


『こんな当たり年だったんなら
宝くじでも買っておけばよかった〜』だった。


実際は買っていません


二人の子供たちが幼稚園に入園してから高校を卒業するまで
私はほぼ毎年のように何かの役員をしていた気がする。

なぜか、私は人よりも役員になる確率が高いようだ。

別に役員活動が好きでも
得意でも人徳があるわけでもなくて

いつの間にか気が付いたら

『えっ、私が?』と役員になっている感じだった。


高校時代からの友人たちからは

『〇〇は毎年何か役員にあたってるよね〜』と感心されるほどだった。

ただ、この役員当たり年を最後にその後の13年間
私はなんの役員にも当たっていない。

ちょっと寂しい

なんてウソウソ
解放されて
せいせいしてる(笑)


役員は誰かがやらなければならないことはわかっているし、
自分が役員に当たればちゃんと仕事はやりたいと思っていた。
ただ、私のように何度も役員をする人もいれば
一度もしない人もいたのでその不公平感が私は嫌だった・・・

ここで愚痴を吐き出して少しスッキリしました〜

三年前に、引っ越ししてきたマンションの役員がもう少しすると回ってくるかもしれないが
その時はリタイアした夫に頼むつもりだ。

夫よ、次はよろしくね!

あなたの役員エピソードはどうですか?

よければ教えてくださいね。

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candy @ (ミルク)
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