メルちゃんが娘の代弁者だった頃
『メルちゃんが言ってる』
次女が3歳か4歳の頃よく言っていた言葉の一つ
あなたは、メルちゃんというお人形を知っていますか?
私の娘たちが小さい頃に流行ったお人形で、ちょうど子供が抱っこできるくらいのサイズのかわいいメルちゃん
お人形を持っている女の子の中では、メルちゃん派とぽぽちゃん派がいて
私の娘たちは二人ともメルちゃん派だった。
先ほど検索したら、ぽぽちゃんは生産終了になっていた💦
時の流れを感じる・・・
一方のメルちゃんはLINE公式アカウントもできていて進化していて驚いた。
メルちゃんはお風呂に入れるとお湯の温度に反応して
ブロンド色の髪の毛がピンク色に変わる
それが楽しくてなのか
娘たちは小さい頃
毎日メルちゃんと一緒にお風呂に入っていた。
長女のメルちゃんは
湯上り後に
メルちゃんの髪の毛を
至近距離からドライヤーで乾かしてしまって、メルちゃんの髪の毛が縮れてしまい、アフロヘアーのようになった失敗も💦
それ以来長女のメルちゃんは「アフロヘアーのメルちゃん」と呼ばれるように・・・
大人の私から見ても、つぶらな瞳で、ほっぺがぷくっとしていて
可愛いらしいメルちゃん
リカちゃんやバービーちゃんなどのお人形遊びも好きだった次女だったが
特にメルちゃんがお気に入り
寝る時も、何処かへお出かけする時も、いつもメルちゃんと一緒だった。
ご飯を食べる時も、メルちゃんを自分の隣に座らせて食べさせてあげたり
絵本を読む時もメルちゃんと一緒
車に乗る時は自分の膝にメルちゃんをのせていた。
そんな次女がある時から
『〜して欲しいってメルちゃんが言ってる』といいだした。
例えば
『お菓子が食べたいって
メルちゃんが言ってる』
『これを買って欲しいって
メルちゃんが言ってる』
『もっと遊びたいって
メルちゃんが言ってる』
のように
それは本当は次女が望んでいたことだと思ったけれど
次女は自分の要求をメルちゃんを代弁者にして、私たちに伝えてくるようになった。
(それがまた可愛くて〜)
ただ、『メルちゃんが言ってる』と次女から言われると
なぜか私や夫はメルちゃんの(次女の?)望みを叶えてやりたくなるのが
不思議だったけれども
そんな大それた要求でもないので
いつの間にか
『メルちゃんが言ってるんだったら、そうだよね』
と納得して、私はよほどのことがない限り、次女が言う通りにしてやっていた。
時々は、私の方から
『メルちゃんは何て言ってるん?』と次女に聞いたりして(笑)
あの頃は子育てに忙しくて
毎日がいっぱいいっぱいだったけれども
次女のそんな言葉にふと肩の力が抜ける瞬間を感じていたんだと思う。
そして、たぶんその頃の私は、疲れたり、しんどかった
たくさんの瞬間を助けられたんだろう。
『メルちゃんが言ってる』という魔法の言葉に・・・
いつの間にか『メルちゃんが言ってる』と言わなくなった次女だが、大人になった今でもそのことはうっすら覚えているらしい。
このエピソードは我が家の大切な思い出のひとつだ。
私も『メルちゃんが言ってる』って、魔法の言葉を使ってみようかな。
前の記事にも書いたけれども、子供の言葉って不思議だな〜
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