タスクシュート日記〜ダイエットのリカバリーとタスクシュートのレビューは同じ
おはようございます。今日も今日とてタスクシュート。M.Ozawa@ふぃるです。
7/4にVoicyで、タスクシュート協会の理事のJ.Matsuzakiさんと佐々木正悟さん、タスクシュート認定トレーナーのまきのくみさんのライブトークが行われました。
お三方のトークは非常に刺激になり、その中で、私の考えていたことが補強されたと思う出来事がありました。
私は、筋トレ、タスクシュート、習慣化、マインドセットを主に書き連ねておりますが、これらは密接に関係している、というのが私の主張でもあります。
今日はその中から、筋トレのリカバリー方法と、タスクシュートのレビュー手法について、この二つがとてもよく似ていること。むしろ、同じであると言える話をしていきます。
ダイエットのリカバリーとは?
まず、ダイエットのリカバリーについて話をしていきましょう。
そもそも成功するダイエットは、食事制限と運動の組み合わせですが、特に食事制限について明確になっているものが特に成功しやすいダイエットといえます。
この場合、運動も主張していますが、食事制限の大切さを説いているものほど信用できますし、食事制限の中で、バランスよく食べることを主張しているものほど成功率が上がります。
寧ろ逆じゃないのか?という声が聞こえてきそうですが、一品目だけを食べるダイエットや、断食を強いるようなダイエットは体重は落としますが、体調を悪化させる可能性があります。
一品目は擁護のしようもないですが、断食については正しいやり方をしている場合効果的なことがあるので絶対にダメとは言えませんが、食べなければ痩せる、という考え方は危険です。
そのように考えていくと、カロリーやマクロバランスを考えて、必要なカロリーまできちんと食べると言う毎日の行動が必要なのですが、時として必要なカロリーをオーバーして食べてしまうこともあります。
ミスだったり、ストレスだったり、原因はいろいろ考えられますが、成功するダイエット法であればあるほど、こう言う時の対処法も明確に記されていることが多いのです。
これを私はダイエットのリカバリー方法と言っています。
では、正しいダイエットのリカバリー方法はどう言うものなのでしょうか?
それは、1日食べ過ぎたことは気にしない、と言うことです。
ダイエットは非常に数学的な出来事を積み重ねてできています。
人間は誰でも体重を維持するカロリーというものが決まっていまして、それより多く食べたら太り、それより少なく食べれば痩せていきます。
同時に、増えることも減ることも、自分が思っているより遥かに小さい量の積み重ねだと言うことも言えます。
例えば、体重を維持するカロリーまで既に食べている状態で、ケーキを1個つい食べてしまったとします。
この状態はオーバーカロリーなので当然太ります。…大体60gくらい。
そう、ケーキ一個で太るのはたった60gだけなのです。
この60gのためだけでダイエットは失敗したと自分を責めて、ここまで積み上げてきたダイエットをやめるのはとてももったいない話だと思いませんか?
それよりも、このたった60gの増加分を向こう1週間で上乗せして減らしていまえばいいだけです。
結果、ダイエットは継続できます。
このように、ダイエットのリカバリーは、1日で起きる変化は非常に微々たるものだと言うことを理解して、もっと長いスパンで考え、長期的にやるべきことを外さないようにする考え方です。
では、タスクシュートのレビューはどう言う考え方なのでしょうか?
タスクシュートのレビューとは?
タスクシュートにはサイクルがあります。
プラン、ログ、レビューのサイクルを回していくことで、習慣化や先送りをなくしていくと言う効果があります。
この中のレビューの考え方が、ダイエットのリカバリーと同じ考え方をすることで、タスクシュートを長期間継続することができるようになります。
まず、1日のレビューをしていくと、失敗したポイントがどうしても目につきます。
そして、その失敗に対してどうすれば改善できるか、と考えがちです。
考えがちなのですが、その考え方だとタスクシュートが破綻する恐れがあります。
なぜなら、失敗を改善する、と言う考え方は自分を責めて、正しい方の戻す、と言う考え方に行き着きます。
自分を責めているので、自分の心に負荷がかかります。
その負荷が繰り返されたとしたら?…テンションが下がり、タスクシュート自体から離れてしまうかもしれません。
これでは勿体無いですよね。
では、どのように考えればいいのでしょう。
まず、失敗したと感じたポイントについて、なぜ失敗したと思ったのかを問います。
そうすると、自分が失敗したと思った原因がわかります。
次に、その原因は本当に失敗だったのか?と自分に問い掛けます。
そうすることで、実は失敗ではないことを失敗だと思い込んでいる時、その思い込みから解放されます。
本当に失敗だったと考えた時は、なぜその行動を取ったんだろうか?と問い掛けます。
もしかすると、前日夜更かししたのが原因かもしれませんし、当日そこまでにタスクを詰め込み過ぎたのかもしれません。
やらなければならないタスクだと思っていたことの半分以上がやりたいことを詰め込んでテンションが上がり過ぎたのかもしれませんし、割り込みタスクが入ってきて、自分の考えていた予定が崩れていったのが原因かもしれません。
この原因を除去することが、改善です。
改善を行っても、タスクレベルでは失敗が再発することはよくあります。
それは、同じタスクでも発生原因が違うことはよくあるからです。
なので、失敗は改善の機会をもらったと割り切って、いい勉強をした!と考えます。失敗は悪いことではないのです。
私たちは失敗は悪いことだと考えがちですが、失敗は決して悪いことではありません。
失敗をするから、自分の癖がわかります。失敗をしたから、他の人でも起こるかもしれないミスポイントが見えてきます。
失敗をするから、自分の考え方で修正すべき点が見えてきます。
失敗は、自分を成長させてくれる糧なのです。
なのに、1日の失敗で自分を責めて、悪いことをしたと反省し、自分を追い詰めてタスクシュートから離れていくのはとてももったいないことです。
ダイエットの時も同じことを言いましたよね?
だから、ダイエットのリカバリーとタスクシュートのレビューは一緒で、1日の失敗にフォーカスするのではなく、もっと長いスパン。1ヶ月後、半年後、1年後の自分の成功に向けてフォーカスするのです。
一日二日で人間は大きく変わらない。もっと長いスパンで変化を楽しもう
このように、私たちは短いスパンで良い変化を求めがちなのですが、人間はそんな短いスパンで変化などしません。
もっと長いスパンでようやく変化していきます。
だからこそ、毎日のレビューでは自分になぜ?と問いかけるだけ。
それも、自分を詰問しているわけではなくて純粋に不思議に思って自分に問いかけるだけで十分なのです。
それを積み重ねて自分が良いと思う方向に自分を誘導していくだけで、1ヶ月後には不思議と良い変化が現れます。
1年後には明らかに別人になっているかもしれません。
あなたの成果は、そこで初めて測ることができるのです。
だからこそ、毎日続くレビューを考えて、1ヶ月後の、半年後の、1年後の自分を楽しみに待ちましょう。
慌てれば慌てるほど、得られる成果は減っていきます。せっかくなら、とっても大きい成果を拾いにいきましょう!
最後に
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