おひとりさま高齢者物語1 ある日突然に、、
長年ご近所でお付き合いのある人
いまは高齢の一人暮らしEさん。お子さんはなく、ご主人もだいぶ前に亡くなりました。
母は季節の料理など作ると持って行ったり、一定間隔でまだお付き合いもしていました。母ともEさんとも親しくしている隣に住んでいるFさんは、一人暮らしのEさんから家の鍵も預かっており、毎日生存確認するべく、ゴミ出しなどチェックしています。
ある日、お隣のFさんがEさんがゴミ出しされてないことに気づきました。異変を感じたFさんが鍵を開けて入ってみると、Eさんが半裸でテレビとテーブルの間に挟まって動けなくなっていたのです!すぐさま慌てて救急車を呼びました。
着替えようとして転んだらしいのですが、なにせ半裸なので、母をはじめ普段親しくしているご近所が集まって、とにかく服を着せ、救急車に乗せて病院に送りました。幸い外傷も無く、本人も対応はしっかりしているので、その日はそのまま帰されましたが、緊急事態とはいえ、付き合いのある近所の人間も高齢者ばかり。助けると言っても限界があります。
翌日、私が実家へ行った時その顛末を母から聞いていた直後!
また電話が鳴りました!
Fさんから、またEさんが転んでると!
そしてまた、母がとろりとろりと出動!今回は私も後を追って行ってみたところ、今回はなんとか起きることができてはいました。
が、、、
その後Eさんは排泄に失敗したこと2回、お隣Fさんは急遽大人用オムツを買いに行きました。
どうなんだろう?
ご近所だけでは無理!
Eさんは介護認定も支援の枠だから介護サービスの範囲も限られているので、介護保険を有効に利用するには、介護認定の区分変更からしなければなりません。認定が出るまでには1ヶ月くらいかかります。
その間どうするのか?
いきなり目前にした介護問題。
これがお一人様の大変な事実に直面するきっかけでした