屋根修理注意 その2
ところで、この破損している部分はうちの屋根の何パーセントくらいなんですか?
ときいてみたら、お姉ちゃんは
「何パーセント???ですか?」
と面食らう。
例えば、全部の屋根の中で1ヶ所しかはがれてなかったら、そこだけなおすことは出来ないんですか?
ときくと、話のできる所長さんは
「それは、、できなくはないです」
と言いました。
だったら、、、である
それができるのであれば、まずは屋根全部の写真を撮ってみせてくれませんか?
全体の中で、どの部分がどのくらい壊れているのか知りたいのです。
一枚はがれているだけのことに全部補修する人っているんですか?
数カ所ならば、絆創膏貼るみたいにそこだけ修理する方法はないんですか?
屋根だって立地条件に寄って傷みやすい面とそうでない面があるでしょ?
すごく傷んでる面だけなおして、傷んでないところはそのままにするとか、とにかく自分ちの屋根が実際にどのくらい傷んでいるのかわかってから相談したいんですけど
というと、話のできる所長さんは
「ごもっともです、最初に私がうかがうべきでした。写真をとりなおしましょう」
といい、結果もう一度撮影をやり直し、部分修理の見積もりもしてくれることになりました。
お姉ちゃんはもう何も言わず所長の尻にくっついて帰って行きました
所長さんとお姉ちゃんが帰った後、母は
「あんたの言うことは間違ってないわ」と言いました。
おそらく高齢の母に任せていたら、見積もりをきいてホイホイ頼んでいたに違いない。
というか、世の中のほとんどの人は、あの見積もりで言われるがままに工事を頼んでいるのではなかろうか?だからあんなにスキだらけの説明をまことしやかにするんじゃないのか?
そもそも、あの梯子男が来なければ、屋根の修理なんて考えもしなかった。
雨漏りしてくるまで、いやへたすれば、雨漏りくらいならバケツでも置いてしのいでいたかも知れない。
この業界のやり方って何?
結局は何ヶ所か破損した場所を「ほらほら壊れてるでしょ?」とみせて大工事させるという「手口」としか言いようがない!
まして80歳の婆さんに30年保証された屋根すすめるってどういう感覚なんだ????
そう思うと、そもそも家の保証って誰が確認するの??
50年大丈夫って言って売りつけて、誰が50年後に「大丈夫だったでしょ!」って確認するの?
母は更に続けました
「こんなに年寄りが増えている世の中で、あんな費用出して屋根をなおす人がたくさんいるとは思えない、むしろ応急処置でもいいから、安い費用でなおす提案をする方が、少しでも仕事がとれるでしょうに、あのやり方じゃ結局限られた金持ちしか頼まないわよね」
その通りです。
人の弱みにつけこむ商売、許せん!
後日
所長さんは改めて実家の屋根を全部調べ、修理必要箇所をすべて写真と表にしてもって来ました
そしたら、、ダメージのある箇所
53ヶ所〜〜〜!
すんばらしい屋根の図面に53個の○とそれにリンクした写真のファイル見せられ
絶句、、、、
結果、屋根は重ね葺きすることになりました、、、
とほほですが、、、しかたないっす、、
もちろん請求書は母ですが、
「あたしが死んでからあんたに行くお金が減るだけだから、あたしには関係ないわ〜」と、、
皆様、屋根の修理にはご注意ください